さあ、デジーノロッドのインプレも今回で4回目。

満を持して610MHRST4Sの登場です。

 

 

「究極の底物ロッド」と言われている610MH、ティップスピードがデジーノ最高の4S(発売当時)です。

 

エムスラについで人気のあるこのロッド。

未だにネット上で高値で取引されております。

ワテクシも手に入れるまで苦労しました。

 

ワテクシはEVAグリップが好きなんですが、610MHは感度重視の人が多いのかコルクグリップが多いんですよね。

 

悩んでいるうちに「カスタム工房でEVAに変えてもらえばいんじゃね?」という結論に至り、中古屋で見つけたタイミングでコルクグリップを購入。

カスタム工房に持ち込んだ。

以前大阪の工房を覗いた時は一見さんお断りみたいな雰囲気で非常に感じが悪かった。

ここはどうだろうと思いながらドアを開ける。

ちょっと暗めの店内。

入り口から少し奥に入ったところに消毒用のアルコールが置いてある(当時コロナ真っ盛り)。

 

それに気を取られていると背後で「ポキッ」という音が。

 

うん?ポキッ?

 

ポキッ?????

 

あ~!ロッドティップがドアに挟まれている!!!!!

 

ロッド袋を開けてみるとやはり・・・。

 

ティップが折れている・・・。

 

ソリッドでも油圧式のドアに挟まれたらやっぱ折れちゃうよね・・・。

 

悲惨です。

 

皆さん、ロッドティップにはくれぐれも注意しましょう・・・。

 

気を取り直してネットで探しているとEVAグリップを発見。

もうちょっと待てば良かった。

 

ここまできたらもう戻れないので購入。

 

そんなこんなでワテクシも610MH4Sのオーナーとなった。

 

天井に押し当ててみたフィーリングはかなり張りのある感じになっております。

ソリッドとは思えない張りです。

テーパーとしてはティップが入ったところでピタッと止まります。

一般的なファーストテーパーですね。

MH表記ですが、結構硬いです。

メーカーによってはH表記になるんじゃないかな?

 

で、入魂の儀ですが、4月の琵琶湖、ボート釣行。

7gパンチショットで。

 

キャストに関してはエムスラなんかと比べるとリリースポイントが変わります。

そこはファーストテーパーの感じです。

 

で、ボトムをトントントントンやってきます。

時折ウィードに絡むのをほぐしながらトントンやってきます。

 

ここまでのフィーリングはやっぱハードボトムに向いてるかな?

という感じ。

 

で、ウィードにかかったのを揺すっていると「コンコン」。

 

ロッドを送り込んでバシッとフッキング!

 

結構な重量感だ!これはデカいぞ!

 

ボート際まで寄せてきたところでバスが最後の突っ込みをみせるが、デジーノロッドの特徴であるしなり戻りのパワーで浮かせてきて無事ネットイン!

 

58cmのプリ雌だ!

 



 

先日の611ML/MHRST2Sに引き続き、このサイズで入魂出来るとはいい出だしだ。

 

この日はその後、40くらいのを3本釣って納竿となりました。

 

使ってみた感じ、ウィードほぐすよりもハードボトムをコリコリやるのに向いてるのかな?と。

 

ウィードほぐすのはデジーノなら2Sくらいがいいかな?と思います。

 

他の用途としてはテキサス、ヘビダン、フットボールなんかにいいのではと思います。

どちらかと言うとシンカー7g以上の重めのリグに向いてると思います。

5gあたりはどんなワーム使うかによって変わってくると思います(ワイド4インチくらいならじゅうぶん)。

まだ他のルアーとか試せてないんでそれらはおいおい。

 

あと、しなり戻りのパワーはやっぱ凄いと思います。

 

ビッグバスでも不安なくやりとり出来ます。

 

でもね・・・

 

 

ロッドのインプレやメーカーのうたい文句でよく見かける「ビッグバスに全く主導権を与えずに」とか「驚異的なパワーでビッグバスを楽々寄せてくる」、「50アップを40アップに錯覚するほどのパワー」とかあるじゃないですか。

 

ここまで使った感じでデジーノロッドもまさにその通りなんですよ(50アップを40アップってのはどうかな?重量感で分かると思う)。

その中でもデジーノは群を抜いているのではないかと思います。

4軸なんていらねーんじゃねーの?ってくらいに。

 

ロクマルクラスの強烈な突っ込みを抑え込んで浮かせてくるトルクは凄いの一言。

 

が、それによってハラハラ感は薄れてしまっている気はするんですよね。

 

確実に獲るということはとても大事なんだが、楽に取り込めるという事は大物とやりとりする時のハラハラ感を犠牲にするということでもあると思うんです。

 

4ポンドのスピニングと16ポンドのベイトで魚とやりとりするのはやっぱりスピニングの方がハラハラしますよね?

 

バスの強烈な突っ込みやエラ洗いにハラハラするのもバス釣りの醍醐味のひとつだとワテクシは思うんです。

 

ま、ワテクシのような年に10回釣りに行けるか行けないかの一般アングラーはデカいのかければハラハラはしますけどね(笑)

 

 

「確実に獲る」と「ハラハラ感」のどっちをとるかの究極の選択かもしれません。

 

ワテクシはそれでもデジーノロッドを使うことを続けていきますけど。

 

でも、なんだか悩ましいんだよな(笑)

 

更に色々使い込んでインプレ更新していこうと思います。