散財日記を挟んで(だいぶ間が空いてしまいましたが)今回はデジーノレーベンレーシングDLR611ML/MHRST2sのインプレをしたいと思います。
611MLはトルクチューンではなくてレーシング。
限定50本という触れ込みのロッドで希少価値は高いと思います。
フロントグリップがついているタイプと無しのタイプの2種類あります。
ワテクシのは無い方のタイプで90度スパイラルガイドです。
ちなみにフロントグリップ無しの方はやや短くなっていて、実際は6フィート11インチありません。
実際は6フィート10インチ。
ピッチングによるベイトフィネスを念頭に作られたロッドだそうだが、これ!めっちゃバーサタイルに使えます。
ML表記だが実際の感覚はMですね。
ソリッドティップになっておりますが、とてもそうは思えない美しいベントカーブを描きます。
チューブラーって言われても分かんねえよ。
そしてバットはMHのパワーです。
ウェイト表記は1/2オンスまでとなっておりますが、3/8オンスチャターにデスアダーくらいまでは快適に使えます。
そして2Sの張りが強すぎない感じ。
こういうロッド好きだわ~。
バーサタイル性ではエムスラの方が人気ありますけど、野池のオカッパリにはもってこいのロッドです。
ブランクスの感じではエムスラよりこっちの方がワテクシは好みですね。
スパイラルガイドなのが影響してか、エムスラが人気ありすぎるからなのか、そんなに人気ない機種みたいですね。
一年前に某大型釣具店でまだ新品並んでるの見かけましたから。
50本という絶対数のわりには入手しやすいかもしれません。
では、入魂の儀について書いていこう。
10月、秋の琵琶湖でチャター投げたおしたんだが、残念ながらノーフィッシュ・・・。
年をまたいで4月の琵琶湖。
某ガイドにての出撃となった。
カバースキャット用にMクラスロッドの指定。
カバースキャットってMH以上の印象がありますが、ガイドによってそこは好みがあるようで、Mクラスがいいというガイドもちらほら見かける。
ま、狙いの水深とかの関係でしょうね。
基本ガイドの指示は素直に聞く方です。
ガイドの話を聞いていると「言うこと聞いてくれないゲストさん多いんですよ~・・・」というのをよく耳にする。
集中力が続かない、あるいは過去にこういう風にやって釣れたから、というのに固執して素直に言うこと聞けないんでしょうね。
ガイドは年がら年中湖上に浮いていて、ゲストなんかよりはるかに釣りこんでるわけですよ。
で、確実にゲストに釣らせようとするわけで、そこを聞く耳持たないというのは損してます。
素直に言うこと聞いたら新しい世界が拓けます。
断言!
なんでワテクシはガイドの指示には素直に従います。
事実、ガイドに行くようになって明らかに上達しましたもん。
なんで、みなさんガイドに行かれる際は素直に言うこと聞きましょう。
せっかく高いお金払ってるんだからスキルをアップさせないとね。
で、選んだのはMLかよって、そこは硬さ的にはMなんで。
エムスラはディープクランク組んでるしね。
朝一は巻き展開も不発。
どうも魚の目線はボトムに向いているようだ。
満を持してカバースキャット投入。
ジャークの後ステイ中に「ツン」というアタリ。
焦らずクラッチを切る。
ラインが出ていく!出ていく!!
しっかりバスを走らせてからの巻き合わせ!
といきたかったのだが、この時ワテクシはバックシートでボートの真後ろに投げていたのだが、風でボートの向きが少し変わっていてワテクシのラインが明らかにエンジンの下を通っている!
(ボトムジャークはライン沈めるからこういう事がある)
慌てて反対側にロッド回して巻き合わせしたのだが、ここでバスが違和感を感じてしまったのだろう。
痛恨のフッキングミス・・・。
これで午前は終了。
が、やはりバスの目線はボトムに向いているようで、昼からもカバースキャット。
ここでKYガイドが55クラスを2本。
なに連発してんだよ。オメー、ガイドだろうが。俺の魚獲るんじゃねぇよ(●`ε´●)。
1本はともかく、何連発してんだよ。
1本獲ったらもうロッド振るんじゃねぇよ。
その後、次のポイントへ。
2投目のキャストが半分くらいまできたところで「ツンツン」というアタリ。
クラッチを切ってラインを送る。
もっていけ、もっていけ。
充分ラインを送り込んで・・・
そこからの巻き合わせ!
のった!
かなりの重量感!これはデカいぞ!!
ゴリ巻きファイトの最中に一度バスがエラ洗いをみせる!
明らかにデカい!!
ボート際に寄せてきたところでバスが突っ込みを見せる。
ロッドがぶち曲がる。
が、そこからだ。
ロッドのしなり戻りで一気にバスを浮かしてくる。
これ、デジーノロッドの凄いところですよね。
曲がって仕事をする竿って素晴らしい。
パワー=硬さのロッドって魚バラシやすいですからね。
バスが浮いてきたところでガイドが無事ネットイン!
これはかなりデカい。
メジャーに当てて測ってみると・・・
61.5cm!ロクマル!!
ウェイトは少し控え目だが、3200gの立派なプリメス。
多分、もう一回産んでるんだろうな。
知らんけど。
ロクマルで入魂なんて景気がいいぜ。ますますこのロッド好きになってしまうわ。
その日はその後、バイト得られず納竿となりました。
で、611MLのインプレですが、キャストフィーリングは当然いいです。
ソリッドティップとは思えないです。
611(実際は610くらい)のレングスなんで飛距離も出ます。
適応ルアーも巻き、底物両方いけます。
巻きなら3/8オンスチャター、シャロークランク、3/8オンス〜1/2オンスのスピナーベイト。
大体10g以上が適正かと思います。
底物には3.5gテキサスから。ティップが2Sなんでウィードほぐす動作がやりやすいです。ポロッと外す感じの動作ね。
あと、フットボールには向いてないと思います。10gくらいなら出来ないこともないですが、他のロッドでやった方がいいでしょう。
ビッグベイトは試してませんが向いてないと思います。
が、野池のオカッパリにはもってこいなロッドだと思います。
ただね・・・
やっぱりスパイラルガイドは個人的に好きになれないなぁ(じゃあ何で買った?)。
カスタム工房でやり直してもらうか?