小学校で使う水のりがなくなったのでハロくんと本屋さんに出かけた。


のりを買っていると「かーちゃん!」とハロくんから声が掛かった。


振り向くと、この写真集を持っていた。



ほー。そんな写真集が出ているのかね。
と興味深く見ていたら

「ハロ。あっちの本みてくる!」といなくなった。

しばらくしてハロくん何を見てるかな?
と見に行くと【ポケモン図鑑】だった。

本を買ってほしくてしかたない表情をしていたので「何か本を買いますか?」と言うとハロくんは喜んだ。

何を選ぶのかな?と待っていたら
↑の【能登半島地震】の写真集を選んできた。
(この本の収益の一部は義援金になるそうです。)

ポケモンよりそれを選ぶ??
なんとも渋い小1だな。

と。「本当にそれでいいの?」と聞くと
「ハロこれ欲しい。読みたい!」と答えた。

家に帰り、じっくりと被災した写真や地震のデータを一人読んで(眺めて)いた。

ある程度は漢字も読めたらしく
私にもいろいろと教えてくれたりした。

写真やデータを見ながら「それはこれだね」「ここはあれだね」「こういうことだったみたいね」などと一緒に話をした。

そして自分で避難用バックを作り出した。その中に懐中電灯を入れて、この本も入れようとしていたので「本もいれるの?」と聞くと
「これ読むと分かるから」と言った。

ハロくんなりに自分の身に起きたことを理解して学びたいのだろう。
その方がハロくんは安心するのだろう。
そして理解することで今後に活かしたいのだろう。きっと分からないままの方がハロくんにとっては不安なのだろう。

一緒にその本を読みながら地震の恐ろしさと簡単なメカニズムと、その時にどうしたらいいのか。
かーちゃんととーちゃんは必ずハロくんを守るから大丈夫だよ。と話をした。

被災した子たちは今も「地震ごっこ」をしている。(友達の子たちもそう)
ハロくんもたまに「地震です!地震です!」と緊急地震速報を真似したりする。

今日も栃木や茨城で地震があった。
きっと皆さん怖かっただろうと思います。

どこに住んでいても、いつ地震が起きてもおかしくなく。
だからこそ備えておいて、その時にはベストな判断ができるようにしておきたいものですね。