朝シャンの美容効果 | サワの美容保健塾

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日常の出来事に加え
自身の美容体験や美容理論を記録しています^0^/

塾生の皆さまこんにちは!

今夜の(ってゆうか日にち的には明日)ワールドカップ、

日本対デンマーク戦楽しみです☆みなさん、応援しましょう!


今回は「日本のヘア&ファッション!」の番外編です。

^^;

現代社会と朝にシャンプーする

身だしなみの移行について記録したいと思います。


1985年頃から「朝シャン」なる言葉が

話題とされ80年代後半以降の流行語にもなりました!

まあ、いうまでもなく朝、シャンプーすること・・モーニングシャンプーですね。

深夜の安い電気代を利用したお湯の蓄えが出来る電気給湯器や

ガスの湯沸かし器の利用によっていつでも自由に

お湯のシャワーが出ることが朝シャンを可能にしました!

もちろん、20年以上経った現在も朝シャン派の人は存在します。

↓朝シャン対応のシャワー付きの広い洗面台が一気に人気に。

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流行の原因は諸説ありますが

日本人が持っている「清潔」に対する強い願望と

体に対する特異な価値観がそうさせたのではないでしょうか!?

「朝シャン」とは本来のシャンプーの目的の

汗臭さやフケや汚れを取るだけではありませんでした。

シャンプーの香りを付加することが重要なのでありました!

かつては石けんの香りが清潔感をかもし出しておりましたが

当時は(いまも?)さわやかなシャンプーの香りが重要であります。

また、少し濡れていることも重要でした。
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香りも、濡れて乾ききっていない髪も、

どちらもさっきシャンプーしてキレイにしましたということを語っているわけです。

シャンプーしたばかりだからキレイですよ、というメッセージがそこにはあるわけです!

ではなぜ、そこまで清潔にこだわるのか??

単に歴史的に風呂好きだとかいうレベルではないです。

清潔感の基本は、臭さを取り去り無臭化していくことにあります。

または、朝シャンのように汗のような元々の臭いを消去して

シャンプーの香りを付加することでもあります。

↑いずれにしても「その人」のにおいが存在してはいけないのであります^^;。

においが存在することは臭さと通じており、

臭さは排除すべきだ、ということになります。

1980年代の半ば頃に、風呂に入っていないから臭い

という理由で公園に寝泊りしていた人が殺されてしまったのは

その社会的排除の典型でありました。

髪を含めた体のにおいは日本人一般的な考え方では、

存在してはいけないものとなっています。

シャンプー、石けん、香水類のような商品のにおいなら許されますが

「ヒトのにおい」はダメなのであります。
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なぜか??その根底には日本人の平準化志向があるからです。

(・・最近はそうでもないヒトもいるようですが)

ヒトと違ってはいけない、目立ってはいけない、・・・

ヒトと違ったことをすると「出る杭は打たれる」のたとえ通り、叩かれやすい存在となります。

逆を言えばこの場合、

体臭が無いことが無難で害のない存在として許されることになります。
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つまり「朝シャン」が流行る理由は

女子高生、男子高生、大学生や大人の女性・男性たちの

それぞれ内部に持っている価値観がそうさせていることになります。

良い悪いの問題ではなく世論の価値観であると認識することが大切です。

現代の問題は大なり小なり誰もが同質の問題を抱えています。

(この場合、どのように汗臭くない清潔な自分を存在させるか!)

たとえば女子高生の朝シャンは決して校則を含めた学校だけの問題ではなく

日本の社会が抱えている問題であることを忘れてはならないです。

髪の毛の色を染めることは簡単だけれども、

その行いの意味は対人関係や本人の社会性、

現代社会全体との繋がりなくして語れない問題となっています。

自分が生活する社会の中で

どのように見られたいか、どのように存在したいかを

解釈できる習慣である、と言えるでしょう。


最後まで目を通してきただきありがとうございました。

今日はここまで!

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