東大門でアジア紀行をしてきました。そんなことができるんですっとちょっとびっくりしたお話です。
知人の駐在員が長年の韓国駐在生活を終えて、日本に帰るということでオヤジ達だけの涙の送別会。ご指定の場所が「東大門」
一軒目の店ですが、ブリヤート族のおばさんがやっているロシア料理の店。かなりマニアックではありませんか。そもそもブリヤート族がなんのことかわかりませんでしたので、同行の地理学の教授に質問しました。
ここではウィキペディアのリンクを貼っておきます。
要するにモンゴル系民族でロシア連邦やモンゴル、中国に住んでいるんだそうです。バイカル湖周辺にブリヤート共和国があり、ここがブリヤート族の元々の地だそうです。
日本人と遺伝子も非常に近いらしく、日本人の起源がバイカル湖周辺にあるのではという説もあるらしいです。
すごくないですか?
教授はモンゴル語ができるので、直接なんやかんやとおばちゃんと会話してましたし、オーダーも教授にお任せです。
ウォッカとボルシチなどをいただき(オリジナルボルシチ初体験!)次の店へ…
二軒目は、キルギス人がやっているお店へ。
ここは壁に適当に描いた感ありのイスラム絵画が描かれてあり、まさにエキゾチックでエスニックな空間!
韓国語なんてできそうにもない民族衣装に身を包んだおばあさんがいたりします。教授がまたも話しかけるわけですが、通じたりするわけなんです。
「えっ、一体何語で?」
教授はサハ語もできます。
そもそもサハってどこ?誰?の世界ですが、ロシア連邦シベリアにサハ共和国というとても寒そうなサハ人の国があります。
それがサハから遠く離れた中央アジアのキルギス人と通じちゃったりするだそうです。
「教授、それ凄い話ですね」
すると教授はトルコ人とも通じたりするというんです。もうほんまかいなの世界ですが。
実際ウィキペディアで調べてみると、トルコ語もサハ語もキルギス語も同じチュルク語族だというわけです。同じ起源を持つ人々が大昔に馬に乗って移動していったんでしょうね。(モンゴル語族もチュルク語族もその上位に日本語・韓国語が入っているとも言われるアルタイ諸語がある)
そんな人類史に目を細めながら、羊肉とウォッカを飲んで、次の店へ。
3軒目はモンゴルのお店。再び羊の肉とウォッカを頼んで終了。で、そもそもウォッカってどうやって飲みますか?
完全に韓国焼酎同様に小さいグラスでストレートでグイグイやるもんなんですね。度数は高そうですが。