みなさん、こんにちは!
冬になり、どんどん肌寒くなってきましたね
乾燥の季節でインフルエンザも多くなってきます
お口の中も乾燥すると着色しやすく、
虫歯にもなりやすくなってしまいます
そこで今回は歯を守る唾液についてお話しします。
唾液とは、
私たちの健康になくてはならない大切なものです
総分泌量は1日に 1~1.5ℓ あります
お口の中では常に新しい唾液が分泌され、
古いものと入れ替わります
そのことでお口の中を常に湿潤させ、
一定の状態に保とうとしています
そんな唾液にも種類があり、
サラサラした唾液とネバネバした唾液があります
これらはそれぞれ違った働きや成分をもっています
しょうえきせいだえき
サラサラ唾液は漿液性唾液と言います
食事の時に多く分泌され、口腔内を洗浄します
そして酸性に傾いた口腔内を中性に保つ働きや、
食べ物を湿らせて飲み込みやすくする働きがあります
消化酵素も多く含まれているので消化の働きも助けます
また、漿液性唾液は主にリラックスしている時に働く
副交感神経によって分泌されます
ねんえきせいだえき
ネバネバ唾液は粘液性唾液と言います
納豆やオクラなどにも含まれるムチンという
ネバネバの成分が含まれます
ムチンにより、粘膜の保湿を行ったり、
細菌を絡めとり体内への侵入を防いだり、
粘膜が傷つくのを防いだりします
また、粘液性唾液は主に緊張した時に働く
交感神経によって分泌されます
そのため漿液性唾液とは逆に、
イライラしている時や怒っている時などに
分泌されやすいです
これらの唾液は質よりも
なるべく量を多く出すことが大切になります
では、たくさん出すにはどのようにするとよいのでしょうか
「よくかむこと」
唾液をたくさん出すにはよく噛んで食べることが重要です
よく噛むことによって唾液をたくさん出すだけではなく、
肥満を予防したり、消化をしやすくしたり、
脳細胞を刺激することで脳の発達を促す効能があります
「唾液腺のマッサージ」
三大唾液腺である耳下腺、顎下腺、舌下腺を
マッサージすることでも唾液がたくさんでます
また、口を開けて舌を前後に突き出したり、
左右に動かして舌の運動をすることで
舌のまわりの筋肉が鍛えられて唾液の分泌を促します
「食品えらび」
食品を選ぶ時、柔らかい食べ物よりも
噛みごたえのある食べ物のほうが、
噛む回数が増えるので、たくさん唾液が分泌されます
このように唾液にはさまざまな性質があります
冬になるとお口の中も乾燥しやすくなるので
ぜひ試してみてください
分からないことなどございましたら、
お気軽にお尋ねください
ご来院お待ちしております