毎週水曜日の夜10:00に放映されている派遣の品格というドラマをついつい見てしまうのですが、いつ見ても、派遣社員として的を得ている発言が多く頷いてしまいます。

 

でも、ちょっと言い方がきついかな?
そう思うときも多々あります。

 

派遣先に行くといつも何でもかんでも仕事をふられてしまうことが本当に多いです。それは派遣社員にとっては正しい仕事のやり方ではありません。


「あれもこれもついでにやっておいて・・・」
きっと、派遣に品格の大前春子だったら、「契約内容の業務にないので、お受けできません」で終わりでしょうね?

 

派遣は一つの職種について時給がいくらと発生します。
本来ならば多種多様の能力が必要な場合は、それに加算されるのが普通です。

 

確かに大前春子さんのスキルはすばらしいです。ですがそのスキルがあって時給3000円はとても安価だと思います。いつも使っていないスキルについて、能力が十分であるかどうかの保証がないためこういう金額の設定になっているようにも思いますが・・・

 

私の場合は、DTPでその前はセクレをしていました。不幸にも秘書の仕事を持ったままDTPの作業に移行したため、業務が多いけれど収入はとても低いと言う最悪の状態となっています。

 

私も販売員、営業事務、セクレ、それにワープロのオペレーター、DTP作業そしてシステム管理を少しかじって、ヘルプデスクといろいろしてきたけれど、正社員という肩書きには勝ち目がないと痛感させられます。

 

いくらお客様の信頼を得ても、それだけ・・・・
派遣は3ヶ月ごとに継続の不安に襲われ、そのたびにスキルを身につけないと、と言う思いにかられる。


そして、長く派遣をすればするほど、そのスキルは増えていくのだけれど使わないと消えていく。社員は会社に守られ、派遣は自分自身で自分を守っていかないといけない孤独な立場です。

 

いくら派遣先に長い期間勤務させてもらっていたとしても、あくまで外部の人間です。いくら親しくしてもらっても、派遣先の人間ではありません。

 

派遣先で、技術を身につけようなんて甘い考えは一切通用しないのが本当の所だと思います。これから派遣の地位はどうなるやら・・

 

※2007-02-09のリライト記事です。