仕事をしていたら、看護助手さんが、突然ティッシュを折りだしました。
鼻でもかむのかと見ていたら、私を個室へと呼ぶのです。
「先生、あごにファンデが白く溜まってます!(;´Д`)ノ」
ティッシュであごをせっせと拭かれながら、
そういえば今朝、めざましテレビに夢中で、
顔を見ないでファンデを塗りたくったのを思い出しました。
「化粧は、己の顔を見てしろ( ̄_ ̄ i)」
という初心を思い出した朝の出来事でした。
初心つながりで、今日は私が
東洋医学を勉強し始めた頃に、とても
感動したお話をしようと思います。
それは、女の人の生理のこと。
女性の皆さんにとって、生理ってどんな存在ですか?
正直、面倒じゃないですか?
お腹も痛くなったり、イライラしたりもする。
ロリエだウィスパーだと、自分の相棒を見つけるのにも、
結構一苦労だったりしませんか
以前、わかぎゑふさんのエッセイで、
興味深いものを読んだことがあるんです。
劇団で、女性の生理にちなんだ劇をやることになり、
男性劇団員に、女性の気持ちを理解するために、
実際にナプキンを付けて過ごせという命令が下されたんだとか。
そのうちの一人が、家で奥さんに、
「股が気持ち悪い」とこぼすと、
「甘い!片栗粉を溶いたぬるま湯を染み込ませなさい!
それくらいしないと私たちの気持ちはわからない」
というような事を言われたというのです。
ちょっと笑ってしまいました。
でも、奥さんの気持ちもわからないではないんです。
少し、どこかで
「男の人にはわからない」
「なんで女ばっかりこんな目に」という、
何だか損したような気持ちがある。
それくらい、毎月面倒くさいんですよねぇ
少なくとも私はそうでした。
ですが、東洋医学では、生理を全く違うものに
捉えると知り、私は本当に驚き、感動しました。
東洋医学では、生理は「浄化」です。
いらないものを溜めて、溜めて、一気に流してしまう。
そして、スッキリ軽い自分に生まれ変わる。
今デトックスブームですが、
生理は自然のデトックス。
女性は、それを自動的にやってしまうんです。
これはすごいことですよ
生理が終わってスッキリと身体が軽くなるのは、
それだけいらないものが身体に溜まっていたということなんです。
それをもし溜めたままだったら、どれだけ身体に悪いか。
男性には、それがないんです。
確かに生理前の重たさはなくていいけれど、
終わった後のスッキリもないわけです。
女性が長生きなのは、もしかしたら生理で
悪いものをちゃんと出しているからじゃないか、と思うほど。
だからね、女性は生理があって、
すごくラッキーなんですよ
ちなみに、生理痛は、
いらないものがうまく流れていかない場合に起こります。
大きくわけると2つのタイプ。
排水溝につまりがあって流れないタイプと、
水量が少なすぎて澱みが出来、流れきらないタイプがあります。
鍼灸で流れを良くすると、生理をスッキリ迎えられますよ
お困りの方は、一度ご相談下さいね。