まだ6月だというのに、猛暑のような暑さですね
この間、梅雨ということで、湿邪に気をつけましょうとお話しましたが、
この暑さでは、夏の養生も取り入れた方が良さそうです。
東洋医学では、六気といって、
「風・寒・暑・湿・燥・火」という、四季の移り変わりの変化があります。
これは、生物が生きていくために必要な変化といえるでしょう。
しかし、去年の猛暑のような、異常ともいえる暑さは、
人間が適応することが出来ず、発病因子となってしまいます。
すると、六気は、六淫(りくいん)という邪へと姿を変えてしまうのです。
夏の暑い気、火の気は、暑邪・火邪という六淫となり、
人間の身体を襲います。
どんな症状が出るかというと、
多汗、口渇、冷たい飲み物を欲する、尿が濃い、
息切れ、無力感、ひどくなると、突然昏倒・・・・・
ご存知、熱中症の症状ですね。
熱中症対策としては、水分を多く取ったり、
ゴーヤやスイカ、キュウリやトマトなど、
身体の熱を冷ます食べ物を取ることなどが挙げられます。
中でも効果が大きく、手軽に出来ることを一つ。
それは、首を冷やす、ということ。
首の後ろには、陽の気を司る経絡が沢山通っています。
そこを集中して冷やすと、身体の中で過剰になってしまった暑や火の陽気を
効率よく抑えることが出来るのです。
今年は、保冷剤を入れるスカーフなど、保冷グッズが数多く出ています。
色々と試していますが、使いやすく、
効果が持続するものがなかなかありませんでした。
その中でも、私がこの間購入して、
とっても良かったものをご紹介します
今までの濡らして使うタオルとは、冷え方のレベルが違います(((゜д゜;)))
普通のタオルサイズで、濡らしたものを首に巻いていたら、
タオルが濡れている限り、ずっと冷たさが持続します。
自分の体温でほとんど温かくならないのです。
試しに濡らして首に巻いて寝たところ、
6時間後の朝までひんやりしていました。
(首が絞まらないように注意です)
見た目がオシャレではないので、外出時には気が引けるのですが、
家の中で巻いていると、エアコンを大分ゆるめることが出来ますよ。
布地ではなく、薄いウレタン生地のような感触といいますか、
独特の生地で作られています。
ただしこの商品、乾かすと、ぱりっぱりの形状記憶状態になって、
とても畳むことが出来ません。
ですから、持ち運びは、
あらかじめ濡らしてからケースや袋に入れて、という形になると思います。
私は使用はもっぱら家の中なのですが、
スポーツ観戦などは、家から首に巻いて出かけてしまえばOKだと思います。
とにかく冷える性能がすごくて、本当に感動したので、
周りの人にじゃんじゃん勧めています。
類似品も沢山出ているので、お安いものを見つけてみて下さいね