7月の点描&彩色WSが終了しました^^

6月の平日開催から今回までの間に、2,3カラーの記事を書く予定だったのに、気づけば7月開催も終了してしまったという(汗)

 

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仏画教室東京

ご来校いただきましてありがとうございます♡

 

今回は、Kさんが薬師如来点描仏画を描いてくださいまして、このコロナ的な時期、願掛け祈願としても有効なんじゃないかな?と思ってます^^

 

 

 

薬師如来点描仏画

当校の点描仏画で、今のところ唯一の如来形

シンプルゆえバランスが難しいんだけど、すごく綺麗に描けてますね♡

 

ところで昨日、菩薩と如来の装束の話になったのですが、

点描仏画でわたしが数多く書いてるのは「菩薩」。薬師如来は「如来」。

 

分かりやすく言えば、「如来」>「菩薩」>「明王」>「天部」。

・真如に到達し悟った存在が如来。

・菩薩はサンスクリットで「道を求める者」。如来になる為の道…利他行を行っている…んだけど、「如来になれるけど、迷える衆生を救済するために留まってる」存在でもあります。(菩薩行って言葉、ありますね)

ゆえに、阿弥陀如来の活動体が観音菩薩だったり、単純に「如来」>と「菩薩」とは言い切れないですけど。

 

で、仏画や仏像の装束は、

・菩薩は釈迦国の王子だった頃(まだ「道を求めていた」頃)の釈迦牟尼の装束で表します。長い髪を結い上げ、髪飾りや王冠で荘厳し、裸体の上半身に羅などの天衣をまとう。ゴージャスですが俗に近い。

 

・如来は出家後の釈迦牟尼です。もう王子ではない。

豪奢な衣服も宝石も手放し、糞掃衣を身に着け、伸びた髪が螺髪(パンチとも言う)になっている…出家者の姿であり非俗を表します。

 

ここまでが基本。

基本を元に、如来に装飾品はつけないまでも衣に装飾を施したり、大日如来は特別に王族の装束で荘厳したり、如来の威光を表現するためのイレギュラーは各種派生します。

 

 

薬師如来仏画

わたしは過剰装飾好きなので、

如来は「布に柄」を入れたくなりますw

 

大日如来仏画

同じく如来でも、大日如来だけは菩薩形(王族の装束)

 

 

弥勒菩薩

弥勒菩薩も菩薩ゆえ、王族の装束

(髪の色がオレンジになっちゃったSさん作。

これはこれでSさんらしいw)

 

彩色仏画も点描仏画も、初回参加時には髪がどうなって、服飾の名称が何で…という資料を渡しています。

が、本来は「仏教教義ありき」ゆえ、一般人は仏画を描きまくって体で覚えるか、1度仏門に入るか…。

当校のWS(数か月に1度描くレベル)程度では、

 

ま、一応説明しとくけど。間違ってもいいよ。

 

的な説明しかしません。日本密教仏画とチベット仏教でも違いますし。

 

 

六字観音

インドから仏教がダイレクトに伝わり、土着信仰とミックスしたチベット仏画は、

菩薩も如来も「獣皮」をよく身に着けてます。

殺生禁止の日本の菩薩・如来とは感覚が違うのです。

 

 

わたしも仏画を習っていた当時、服飾史や文様集をかき集めて造形を理解していました。

(その時習っているのが真言密教の仏画か、チベット仏画かで、時代・風土・影響を与えた土着信仰などが全く違って面白いんですけどね)

 

 

そういう細部はさておき。

 

わたしは物心ついたころから寺の本堂が好きで好きで、小学生の頃の誕プレに「仏画の造形」をねだるオタだったので、

・菩薩は出家前の釈迦牟尼、如来は出家後の釈迦牟尼の装飾

って皆が知ってる一般常識だと信じてて、

「昔から如来嫌いでさ~(地味だから)」「やっぱり菩薩がいいよね~(ゴージャスだから)」「如来の中で大日如来は唯一許せる(菩薩形ゆえ)」

なんて普通に話したけど、

「…一般常識ではないよね?」

と昨日やっと気づきましたw

 

WSで仏画を描くレベルなら知らなくてもいい話だし、古代インドの王族の装束といって「なるほど了解!」となる方もいないと思いますが、一応、基本として書いておきます;

(でも仏画サイトのどこかにも書いてたような、書いてないような~)

 

 

 

 

 

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