長野県上田市 北向観音に行ってきました
住所 長野県上田市別所温泉1666
宗派 天台宗
起源 平安時代初期の天長2年(825年) 比叡山延暦寺座主の慈覚大師・円仁により開創。
その後、戦さなどによって焼失するお堂もありましたが、建長4年(1252年)、塩田陸奥守北条国時により再興されました。
上田塩田平は主に鎌倉時代から室町時代にかけて塩田北条氏によってたくさんの神社仏閣が建てられました。
そして中国などから多くの学僧が訪れたこともあり、国宝や重要文化財、県宝に指定されているものが多く、
風光明媚な景観も相まって「信州の鎌倉」として知られています。
通常、寺院の本堂は東向きに建てられているものですが、北向きに建てられているのは珍しいんです。
北斗七星のように世のよりどころとならんと観音様の誓願が由縁ともいわれますが
北方位に位置する長野市の善光寺に向いているからという説もあります。
北向観音が現世利益、善光寺が来世利益をさし、両方詣でることがよいとされます。
本堂
境内いっぱいめちゃくちゃいい雰囲気で
ヒーリング効果抜群でした
別所温泉の泉質もまろやかで浅間温泉の泉質に似ているなーと思ったら
同じく弱アルカリ性なんですね。
ちなみにあの有名な草津温泉は酸性なので殺菌力がありアトピーなどに良いのですが
弱アルカリ性は皮膚の表面を柔らかくして、角質を取り除くので美肌の湯とされています
温泉によって泉質が異なるのも面白いですね。
本堂内にある龍の彫り物。結構細かくて迫力あります!
愛染桂の木
元気いっぱい生い茂っております♪
北向観音の正面石段西側(右側)にあり「影向の桂」(神仏が一時姿を現したカツラ)といわれる霊木です。
「常楽寺の火坑〔かこう〕から出現した観音が、かつらの木にとどまり、
『わが像をつくって、北に向けて安置しなさい。すべての人を救ってあげます。』といわれた。」
という北向観音の縁起に出てくるカツラの木とされています。
愛染堂
愛染カツラの命名の元になったお堂です♪
本尊は愛染明王
本堂前の釣鐘
温泉薬師瑠璃殿
仁王像
ムキムキです
手水舎は温泉です♪
別所温泉の源泉とのこと。
長野の神社仏閣には結構温泉のところがあるんですよ。
北向観音さんの門前通りを歩いていくと
温泉が飲めるところがありました!
さすが温泉街ですね✨
ちなみに 石塔に書かれている「慈覚大師」とは天台宗の円仁さんです。
円仁さんとは前回の記事に書きました天台宗の山門寺門の争いのきっかけになった方。。
唐から帰国後、精力的に全国(主に関東・東北)を行脚し、多くの寺院を開かれたようです。
この長野上田にもいらしてたんですね
~あとがき~
そば処倉乃さんでおそばランチ頂きました✨
天ぷらもサクサク♪
やっぱり長野はおそばもいいんですよね~😋🥢