延暦寺についてまだ書きたいことがあります
横川地域で
横川中堂横の道を東に進むとつきあたり奥に鐘楼があります。
この鐘楼は特にお金を支払う必要はないみたいで
そのまま打つことが出来ました
東堂とは異なり参拝客も比較的少なく落ち着いた雰囲気で
ゆっくり参道を歩くことができます。
山が近いんですね。
そして
鐘楼を打ったあとはその奥へ南に進むと
恵心堂があります。
恵心僧都(源信)
えしんそうず(げんしん)
生没年 : 942~1017
良源さんの元で比叡山で修行をされた高僧で
平安時代後期の書である『往生要集』を編纂されたことが有名です。
往生要集は、死後の世界である地獄と極楽の様子を明らかにしたことで
世の人々に大きな衝撃を与えた書です。
現代に至るまで、私たちが思い浮かべる地獄の世界のベースになっていると思います。
そして、
地獄に行かず極楽に行けるようにするにはどう生きれば良いのかを指南してくれるところまで
書き記されています。
このお堂の前に進むとふわっと明るくて
驚くほどの癒される感覚を感じました。
私はいつも最低限の情報だけで神社仏閣に参拝するのですが
それは
情報に惑わされずに自分の感覚で感じたいと思うところがあるからです。
参拝後に自分の感覚と照合しながら色々調べさせてもらっていて
その作業もとても楽しいです。
なので
その時もなぜだろうという好奇心を強く抱いて印象的なお堂でしたが
調べていくうちに
なるほど~と深く感じ入るものがありました。
源信さん=恵心僧都(えしんそうず)が暮らした恵心堂は
横川の奥の奥に静かに佇んでいます。
ぜひ立ち寄ってみて下さい