「両親は純ジャパニーズ!お金をかけずにおうちでほぼバイリンガルの育て方」を読んでみました。
以下は気になったときに再度本を読まなくてもいいように自分のメモとして書いています。
今後読もうと思っている方にとってはネタバレになるかもしれませんし、あくまで自分の気になる点を中心にまとめたメモなので分かりづらい上に、重要だと思うポイントが自分目線で偏っているかもしれません。
ご了承ください!!
【全体的なこと】
・「将来の英語力の格差は収入の格差」と言われているほど英語は重要。
・英語が出来ることで将来選択肢を多く持つことが出来る。
・幼少期の英語教育は親から子供へのギフト。
・家でバイリンガルを育てるためには「勉強」にならないように注意が必要。生活の中に気づいたら英語があった、ぐらいの環境を作ることが大切。
・強制しない。間違いを正すことに必死にならない。
・ほめる。
・親はサポートに徹する。
・3歳までの子供は自分の母語と外国語を区別して認識していなくて、聞こえてきた言葉をそのまま吸収し、発語する。
(LとRの違いも3歳までなら耳から入ってそのまま発語する。)
・英語を話すのが目的ではなく、英語で自分の考えを伝えること、英語をツールとして使うことが大切。
日本語で自分の考えを伝えられない子供が英語で伝えられるわけがない。
まずは日本語で自分の考えをしっかりと伝えられるように普段から意識して離させることが大切。
(学校から帰ってきたら今日はどんなことがあったか聞いてみる。日本語で順序だてて話せる子なら英語でも必ず話せるようになる。アウトプットする習慣をつけてあげるべき)
この本では日本でバイリンガルに育てた親4人の英語の子育てが紹介されている。
①広津留 真理さん(広津留メソッドでも有名。娘がハーバードに現役合格)
②行正 り香さん(アプリで娘2人の英語力をグンと上げた)
③喜田 悦子さん(英語が苦手でも息子をバイリンガルに育てた)
④小田 せつこさん(動画で大量インプットで英語を習得させた)
①広津留 真理さん
・英語を覚えるためのベースとして、母国語で知識を増やし、経験を積むサポートをすることが重要。
・子供の自己肯定力を高める。「●●してはダメ」といった否定的な言葉は使わず「●●よりも▲▲の方が楽しそう」といった肯定文に変換。肯定力が高まるとチャレンジする意欲が出てくる。
・英語は勉強ではなく遊びの延長と認識させる。
・押し付けないことが重要。
・英語を使うのが世間では普通だと思わせる工夫をする。(ふと子供に英語で話しかけ、特に訳さない。)
・大きな声で音読させ、脳にインプットすることが大切。
・英語を覚えるには見て、聞いて、暗唱するのが一番。
・センテンスを丸ごと暗記すると、「この場合こんな風に続ける」という文章例や法則が自然と頭に入ってくる。(子供の記憶力はすごいので大人が思っている以上に文章をまるごと覚えられる)
<実践したこと>
0-1歳:英語と日本語での語り掛け
1-2歳:絵単語カード(イラストの裏に英語が書いてある)、なぞり読み
・絵単語カードは母音の数が1つでかつ同じ母音の音を集めてグループ単位で覚えるようにした(例:hat, bag, cat, gasなど)。
次の月はカタカナ英語(例:banana, cake, boatなど)をやった。
いずれにしても日本語に訳す必要はない。無理に答えさせない。出来たら多少間違っていても褒めてあげる。飽きてしまう前に辞めるのが肝心。
・なぞり読みは、英語の文章を読むときにその英語を指でなぞる。そうすることでこの形の文字の組み合わせはそう読む、というのが分かるようになるし、目と耳の両方で英語を覚えることが出来る。
2-3歳:センテンスカードも増加、英語絵本の読み聞かせ
・読む時は日本語へも訳さないし、知らない単語があっても意味を教えずに進める。
②行正 り香さん
・効果的な学習法は例文の音声を聞き、自分で真似をして読んでみる。その時自分の声を録音する。次に再生して発音をチェックしてからその文法を活用して作文をするという方法。←こういう方法が学習できるアプリを自ら開発。
・学習をする時は「教える」は特に必要ない。褒めてあげる。
・学習を開始する前にやることをきちんと伝えるだけじゃなくて、目的をはっきりさせてあげれば全体像がはっきりし、やる気が出る。
・学習は繰り返しが大切。
・中学英語は詰め込み度が高いことをあらかじめ知っておく。なのでそこで落ちこぼれてしまう前に小学校卒業(※)までに英語勉強のベースづくりをする。
(※)論理だてて物事を考えられる小学校4年生以降、かつ声に出して発音するのが恥ずかしがらない時にスタートするのがよい。
③喜田 悦子さん
・家の中で英語ネイティブと同じ環境を作ろうと考え、ごく自然な形で英語に触れさせた。
-英語絵本の読み聞かせ(←これが3歳過ぎてからの多読につながった)
-英語圏の幼児向けのテレビやアニメを見る
-音声かけ流し(←これはかなりおすすめ。幼少期はかけ流しによってリスニング力が大幅アップ。ただ単にCDをかけ流すと飽きてしまうので、アニメなどの音声を録音したものをBGMとして再生。そうすることでずっとTVばかり見せなくてもよくなった。ポイントは聞かせないようにして聞かせる。日常の生活音としてただ聞こえていればよい。なので遊びの手が止まらない音量、会話が出来る音量にすべし。一日平均2-3時間かけ流しをした。起きてからすぐにかけ、食事や着替えをする間で1時間、夕食から寝る前まで1時間半。なお、英語の歌をかけ流すのはおすすめではない。言葉として英語をとらえるにはあまり適さないため。段階に応じてアニメの音声、本の朗読、ニュースなどへとシフトしていくべし。)
-英語での語り掛け(←親の発音が悪くても、かけ流しやアニメ視聴で十分矯正可能。)
・英検3級に合格した5歳の時には自分の感情を英語で表現できるようになり、「バイリンガルになった」と実感。
・小学校1年生ぐらいからはオンライン英会話でアウトプットの場を設けた。
・日本語はおろそかにしない。
・小学校に入るころには一日の大半を日本語メインの学校で過ごし、友達との遊びもあるので英語から離れる時期が来る。だが日本語も重要なので、最低限英語力が落ちないようにした。
・多読とは、辞書は引けなくても分かる本を選ぶ。分からないところは飛ばしてもOK。面白くないと感じたらやめてよい。楽しんで読むのが重要。親が「これを読みなさい」と強制はしない。子供が好きそうな本をたくさん用意して自分で手をのばすことが出来る環境を作る。
④小田 せつこさん
・赤ちゃんへの読み聞かせは、色々な種類をやる必要はない。赤ちゃんは繰り返しが好き。
・手足の動きと言葉が一致した手遊び歌は有効。walking walking, clap your hands, up and down etc.
・1歳半から3歳ぐらいまでは英語耳育成の黄金期なので大量にインプットすべき。英語を当たり前に聞く環境を提供していれば英語に抵抗感はなく自然に吸収してくれる。
・1歳半~3歳のおすすめのYoutubeチャンネル:Sesame Street, Hi-5, Barney and Friends, Blippi, Cocomelon-Nursery Rhymes, Bedtime Storiesなど。
・小学校高学年~中学校までは教科書の英語を精聴&耳コピ発音
・小学校高学年からは集中的な学習が大切で親はそのサポートをする
・子供が英語に興味を持たなかったら?⇒ママが英語を楽しむ姿を見せながらインプットを増やす。
自分もそういえば中学の時、英語の教科書や文法のテキストを毎回丸暗記してたなぁ。なんて思い返しました。
確かに丸暗記術は今でも役に立っていて、構文や熟語、仮定法過去などの文法も会話中にぱっと出でくるし、役に立っていると実感。
私の行っていた学校はオタクが多かったので、英和辞典を丸暗記した友達もいました(笑)
↑私にはさすがに無理!!
自分も英語をやれって親から強制されたことはなくて、それよりもむしろ小学校の時に初めて海外旅行に行って刺激を受けて英語が好きになったので娘にもそういうきっかけを与えてあげたいな。
まだ頭が柔軟で将来性があって親のやり方次第でどうにでもなる段階にいる娘。
どのようにしてやっていこうかと妄想するのが楽しいです^^
ただ嫌いになったら元も子もないのでみんな言っているように「強制はしない」「ほめてあげる」を徹底しようと思いました。