授業レポート
<課題内容>
EU最高法廷が認めた「忘れられる権利」について概略をまとめてから、あなたの考えを述べてください。
忘れられる権利について
SNSを中心に情報技術サービスの普及に伴い、ネット上でのプライバシー侵害や個人に対する悪評被害が多発している為、欧州を中心にネット上にさらされてしまった個人情報を削除できる「忘れられる権利」を創設する機運が高まっている。
Googleは削除要請を受けた情報へのリンクを削除する作業を行っている。当初は削除処置の範囲が欧州に限られ、米国「Google.com」等ではこれまで通りリンクは検索結果に表示されていた。
フランスの情報処理・自由全国委員会(CNIL)はこれだけでは不十分である為、欧州だけではなく全ドメインに対応するべきだとGoogleへ命じた。
これを受けGoogleは三月までに処置を変更。ユーザーがどのドメインを利用しているのか関わらず削除依頼者と同じ国(地域)の人からのアクセスで検索が実行された場合はリンクを表示しない処置をとった。しかし他国からの検索では従来通り外部リンクを含むリストが表示されてしまう。
CNILを納得させることはできず、2015年の決定をGoogleは守れていないとして同社に10万ユーロの支払いを命じた。
忘れられる権利というのは大切なことだと考える。自分の個人情報が流れてしまった原因が自分にしろ赤の他人にしろ、検索結果に出ないようにするしか方法がないからである。一番いい方法はその原因となる元を抹消してしまうことなのだが、ネット上で抹消したとしても個人のファイル、フォルダにそのデータが残ってしまっていては元も子もない。
現在ネットが普及しかなり便利な時代となっているが、刑事事件などを起こしていないにも拘らず、仲間内で問題を起こしたらすぐSNS(Twitter)等にさらされてしまう世の中である。過去の呟き等から通学通勤ルート、通学先勤務先、よく行く場所、今まで通っていた学校、下手したら大体の住所や住んでいる家の最寄り駅、本名まで調べることが出来てしまう。それらの情報を使って何か不祥事を起こした人をネット上でさらし上げるのだが、除法データを持っているからさらすことが出来るのだ。即ち、いくら検索結果で表示されないようにしてもきっとあの手この手でその情報をばらまき続けると思うのだ。
また、個人情報漏えいの原因はほぼ自分が原因であると考える。「忘れられる権利」は万が一の状況になったときに自分を守ることが出来る一番の権利かもしれない。しかし、「忘れられる権利」を使う前に個人情報漏えいは未然に自分で防ぐことは出来ないのだろうか。自分の顔写真や現在いる場所を平気で拡散する世の中である。不特定多数の人間が見ているという自覚を持っている人間が果たして何人いるのだろうか。自覚している人間が
多ければそもそも個人情報漏えい、SNSでの炎上、さらしなどは起こらないのではないだろうか。
SNSで個人情報拡散している人のほかに刑事事件などを起こしてしまい、社会復帰をしたいがネットでの酷評が常に付き纏うからなかなか社会復帰が難しい――等の場合にはこの権利はあるべき権利だと考える。この権利があることで真剣に社会復帰を考えている人が世の中に溶け込めるようになるのであれば、この権利は使うべきであるし、この権利を使って社会復帰して世の中に溶け込むべきだと思う。だがしかし自己責任で流した個人情報によるネット上での炎上案件やさらし、不祥事などは、正直個人の自己責任の問題であり、権利を使って検索欄から出ないようにする必要性はあるのだろうかと疑問に感じる。否、必要性はあるが、全ては因果法王、自業自得と自覚したうえでこの権利を使ってほしいと思う。前者はマスコミなどが調べた情報で中には嘘も混じっている可能性がある。後者はすべて自己責任で流した個人情報である。それらを考えると後者はネットでのマナー、ネチケットを理解したうえでこの権利を使ってほしいと願うばかりである。
参考資料
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/052001440/?ST=security&rt=nocnt