自分を責めることの中のひとつに、
他人の話を聞いても記憶に残りづらいというのがあります。

話を聴いてるその時は、言っていることはだいたい理解出来てると思うのだけど、覚えられないのです。

なので、例えば話の内容を他の誰かに伝える
とかも出来ないし、聴きながら書き留めるとかも困難だったりします。
書いてる途中で忘れてしまい、さっき何て言ってたっけな?となります。

それで、そんな自分を目の当たりにする度に、どうして私は人の話を覚えられないのだろう?とか、他の人は聴いた話をしっかり覚えていて、それを的確に伝えることが出来たり、仕事で一度聴いただけで理解して覚えて動けるとか、それが出来ない自分は頭が悪いんだとか思ったりしました。

自分の色々な能力について思い悩んだ時期に発達検査を受けた時の心理士さんには、言っている事を理解出来るし著しい記憶力の悪さは見受けられないと言われたけれど、それでも気になって、悩みは尽きることがありませんでした。

ですが先月、長いこと悩み続けていたこの問題に、マツコさんのテレビ番組がきっかけで解決することになったのです。

その番組には脳科学者の中野信子さんが出演されていました。
マツコさんの認知特性について、聴覚優位なのでは?というお話をされていて、

すごく気になり、即座に認知特性について調べました。
そして認知特性のテストを見つけたのでやってみたのです。

すると私の結果は視覚優位(一般的)で、聴覚の指数は15以下でした。

だーかーらーかー!!と、心の中で叫びました。
特性として耳で聞く情報を理解したり記憶することに私は弱いのだとわかり、納得しました。
私がバカだからではなくて、特性なんだと。
弱いのだから、出来ないのは仕方がないこと。責めることはないんだって。
そして優位な方を使っていけば良いのだと。
思い起こせば、目で見た情報の方が理解しやすいなぁ。

認知特性について知り、自分を責めることのひとつをなくすことができました。

自分を責める材料をいくらでも、そして果てしなく見つけてしまうから、ひとつでもなくすことができて良かったです。