昔話~

あれは大学生で最も忙しい頃
七夕前に当時の彼に会いに
長岡から諏訪へ行った時の事

必修の材料系試験前で
朝彼を市役所へ出勤見送って
私の譲った勉強机で
いざ試験勉強…

彼の手帳発見☆
私の事書いて無いかなぁなんて
軽い気持ちで開いたところ…
『〇月×日〇〇ちゃんと初チュー』

そうだ、この男は女の子っぽい奴だった…

遠距離になって毎日のように私は絵葉書を送ってた
それを仕舞って有る引き出し

〇〇ちゃんとやらの何かも仕舞ってんじゃないかしら…
うだうだ考えたくなくて
引き出しを開けた

私の絵葉書の束と別に一通の手紙
送り主『あなたの〇〇より』
タイトル『大好きな××へ』

内容…
申し訳ないが読んだ
覚える程

で、とりあえず引き出しも手帳も元通りにし
アパートを出た

友達に電話したら
帰ってこいって言われたのに
帰らず
気がつくと市役所前
〇〇ちゃんも彼と同じく市役所勤務

しかし彼は土木で外出のはず

考えあぐね
市役所近くの美容院にて
現状話ながらカットして
湖畔歩いたりして
彼の帰宅をアパート前で待機

で帰宅した彼に
さりげなく「女の子の友達居るんだね」みたいな
ビミョーな質問
三人名前を挙げた彼
もちろん〇〇ちゃん含む

私のバスタイム中
彼女から電話有るに違いないと推測
そして見事に電話

急いでお風呂からあがり会話を聞く
だって彼女だったから私も

結局切り出せず
試験どころじゃなく
七夕の夜電話深夜まで圏外
繋がったら遠くに女の声

えぇ泣きました

その後話をし
二号さんになった私
約半年…
大学院進学も彼が嫌がったから諦め
就職も彼の希望の諏訪エリア
就活中に結局捨てられました

手編みのセーターを彼女とのデートに着て行く彼
クリスマスイヴは彼女クリスマスは私
二人で関西旅行したけど彼女への嘘っぱちな電話粗筋私が助言

私の人生が大きく変わった
悲しい悔しい馬鹿みたいな恋でした

彼女と結婚した彼
多分子供の為七夕飾りでもしてるでしょうね

バカヤロー