思うことがあったので書きます。
目先の利益をとるか、それともその時は損しても、人との信頼関係をとるか。
考え方は人それぞれだと思いますが、
ここでは私の考えを書きます。
私は、人との信頼をとります。
理由は、信頼があれば、その後も関係は続き、目先の利益よりも大きなそれを生むからです。
逆に信頼がなくなれば、その目先の利益で最後になるかもしれない可能性があると思うからです。
ただし、これは結果論。
未来のことは予測しかできないし、ケースバイケースで、「誰との」関係かも考慮しなければならないかもしれません。
というのも。
土曜日。
仕事終わりに、補正を頼んでた洋服が届きました。もともと裾が切りっぱなし加工してあるデニムで、私には長いかもということで、「切りっぱなしは切って、きっちり縫ってもらうから大丈夫です!」ということを前提に試着、裾上げのピンを刺してもらい、補正をお願いしていました。
白とグレーと、2点。
私の中では、切りっぱなしではなく、普通の裾上げのつもりでした。
とどいた箱を、開けて、びっくり。
デニムの裾は言葉通り、ハサミで切りっぱなしの、ところどころ糸が飛び出た状態で、その1cm位上のところをぐるっとミシンで縫ってありました。
えっ? 何これ? マジなの?
これって普通なの????
これ、商品として、大丈夫????
試しに飛び出た糸を1本つまんでみると、
ぴーってミシンで縫ったラインまで糸が伸びる。
これ・・履けるん??
夜も遅かったので、翌日、日曜日にお店の人に連絡を。
私としては、LINEで「切りっぱなしは切って、きっちり縫ってもらう」と伝えてあったので、普通の裾上げのつもりだったことと、これじゃとても履けそうにないので、どうにかならないかと、連絡を。
すると、
「もともとのデザインのままお直しとなるのでこうなりました。再度お直しさせていただきますね!」と。
でもさ、それじゃ、丈が短くなるじゃない。
実際に試着して、ヒールに合わせて長さも決めてもらったのに、短くなっちゃうんじゃないの?
「そうですね。丈はどうでしたか?履かれてみましたか?」
ここは素直に。
すみません、履いてません。
(正確には、とても履いてみる気になりません。)
あとで補正部に確認してくれるとのことだったので、とりあえず今日デパートへ行く際に商品を預けたいと伝えました。
その後、「補正部に確認したところ、折り返しで1cm短くなる」と。
なので、それならもう大丈夫。私の伝え方が悪かったのかもしれないし、もう大丈夫。忘れて下さい、と。
すると、「白の方はお店に在庫があるので、それを最初からお直しをします。グレーの方は取り寄せも難しいので、キャンセル待ちで確保次第、お直しさせてもらえますか?」と。
だけど、もう大丈夫、とお断りを。
なんとなく腑に落ちず。
再度補正すれば、丈は必ず短くなることは容易に想像できるし、そしたらそもそも購入した前提が崩れるんじゃないか。
たらればは良くないけど、私だったら、最初から新品の補正し直し、もし在庫がない場合は不確定要素だらけのキャンセル待ちではなく、一旦返品返金してからの、商品確保してからの補正を提案するな、と。
いっそ捨ててしまおうかとも思ったけど、キャンプ用として使うかと自分でデパートの補正屋さんに持っていきました。
*一言断っておきますが、この切りっぱなしからの上部をミシン補正も、ここの補正屋がしています。
すると、おばちゃん、「三つ折りで裾上げするので、1.5cm短くなりますー」と。
分かるよ? 分かる、分かる。
布の端から糸が出ないように、普通0.5cmずつ三つ折りだよね?
でもね、お店の人から1.0cm短くでいけるって言われたよ?
おばちゃん、ちょっと気まずそうに。
「できるだけ糸が出ないように、裾をロックミシンかけて、2つ折りですると1.0cmでいけるかも」と。
でも、それ、ロックミシンの糸外れたら、糸出てくるやん。なら三つ折り、1.5cmの方で!!
補正代金と配送は外商さんに回してもらうようお願いし、外商さんにも補正がイメージと違ったのでお直しをお願いしたこと、お店を通さないように連絡済み。
その後、エルメスに。
この一件の後だったこともあり、なんだかエルメスも心からは楽しめなかったな。
今回のことで私が学んだこと。
冒頭に書いた通り。
目先の利益をとるか、それともその時は損しても、人との信頼関係をとるか。
そんな、日。