“『いつも君は
 白い紙を持っている。
 それはほとんどの場合、
 計算のための用紙として
 使用される。
 しかし、
 もし君が望むなら
 そこに
 現実を書き込むことが可能だ。
 意味のないこと。嘘。
 何でも書き込むことができる。
 そして、もちろん、
 破り捨てるのも自由だ。』”
   《十三番目の冥想》雨宮第慈講和録1



            《星の王子さま》サン=テグジュペリ

薬剤師の仕事は
薬のやり取りという
イメージがほとんどですが
目の前で薬を扱っているからこそ
薬自体の効用ばかりじゃないものを
体験できるところが
あるように思います
(それはどんな仕事においても
そうなのかもしれません)

検査を受け
治療をしたり薬を飲んだり
何か健康法を取り入れたりして
体調管理することは
とても大切なことだと知れたことも
本当のことです。

でも
よくない事態を想定し
その対策としての
あの行動この行動
あんな考えこんな考え
あんな気持ちやこんな気持ちで
いっぱいになっていたら
もうすでに
病気の中にいるのと
変わらないんじゃないか
というような
そんな場面も何度も見かけました。

そして
そこまで
混乱しているようには
見えなくても
私自身
多かれ少なかれ
同じようなことをしているかもしれない
とも思います。

まず混乱を自覚すること
そして
冷静さを取り戻すこと
落ち着きを取り戻すこと

そこから
本当に必要な判断はできるんだろうと
思っています。

ボディートークで
本来の自分を取り戻そうとすることも
同じことなのかもしれません。