ノスタルジア ~Whitby~ | agenda de chocolat

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私の備忘録

先週の事(←2月17日土曜)。

再放送ではありましたがNHKプレミアムにて《桃源紀行「ウィットビー(イギリス)」》という番組が放映されました。

番組表でそれを見つけた私は「うわ~ウィットビーだ」と喜び勇んで(?)録画予約を入れましたハート

※蛇足へびですが、以前の記事にて新品のBDレコーダーがフリーズを繰り返すと書きましたが、この番組予約開始時にもフリーズしてしまったようで、初めの1分間が撮れてなかった 泣き3 !

 

 

番組内容(NHKネットクラブよりコピー):

イングランド北東部にある港町、ウィットビー。ハワイなどを発見したキャプテン・クックがこの街から航海に出たという歴史を持つ街だ。彼のシップマン精神は今でも息づき、街の男たちは漁業で生計を立てている。この街はフィッシュアンドチップスの本場とも言われ、海沿いの通りには店が連なり行列が絶えない。街で観光船の船長をするバリー・スネデンさんの案内で、自らの土地に誇りを持ち海と共に生きる人たちの生活を描く

 

このオジさんがバリーさん救命浮き輪

 

ウィットビーと聞いて「ああ!ウィットビーね!」とピンぴん!と来る方はほぼいらっしゃらないと思います。

ウィットビーというのは北海に面した港町です。ちなみに英語ではWhitbyと書きます。

 

 

ウィットビーとの出会いは私が高校生くらいの時明星中制服

当時から海外志向が強かった私は海外の写真集を見るのが大好きでした キティちゃん×ハート (主にヨーロッパや中近東)。

写真集の他にも行きもしないのにヨーロッパや中近東のガイドブックを買っては眺めていましたっけ。

イギリスの写真集でウィットビー修道院の廃墟の写真を見て、ハートを撃ち抜かれてしまったワタシハートと矢

「北海を見下ろすウィットビー修道院」というようなキャプションが付いていて、その物悲しい雰囲気に心惹かれました。

残念ながらその写真集は母が処分してしまい今では絶版故、私の心の中にその写真は焼き付いています。

 

ウィットビー修道院

 

写真集で見たウィットビー修道院が心に刻まれてからかなりの年月を経て‥。
記憶からウィットビーという単語がすっかり忘却の彼方へと去っていた今から10年程前でしょうか(日記等を付けていないので記憶が曖昧冷や汗)、母と個人旅行でイギリスイギリスに行こう!という事になり、その時にどこを旅するか‥とガイドブックを眺めていたところ「ウィットビー」の文字が目に入りました。

ウィットビーってあの写真集で見たウィットビー??』と心がバクバクと躍りましたドキドキ。高校生当時、ウィットビーはあくまでも写真集の中にしか存在しない場所であり、そこを実際に自分が訪れる事が出来るなんて考えてみた事もありませんでした。

ですが勿論、ウィットビーを訪れる事は可能なのですばんざい。!母に「私、絶対にウィットビーには行きたいから!」と宣言し、その時の旅行に彼の地ウィットビーを組み入れました。

 

ロンドンからウィットビーまでは片道およそ4時間半ちょっとくらいです電車

ロンドンロンドンから直通では行かれないので、途中Darlington(ダーリントン)、Middlesbrough(ミドルズブラ)での乗り換えです。

旅程の詳細は省くとして、憧れに憧れたウィットビーを訪れた時の喜びやワクワク感と言ったら!!!

 

魅力が沢山詰まったウィットビーですが、街自体は小さなエリアに集まって形成されているので、徒歩で周るのにもってこいなんです。港の風かもめがとんだ。に吹かれながらのんびり気ままに過ごすことが出来るのも、ウィットビー観光の魅力の1つだと思います カモメ

 

街を見下ろす高台の上に並ぶ聖メアリー教会大聖堂(St Mary's Church)とウィットビー修道院(Whitby Abbey)は、ウィットビーのシンボルとも呼べる存在です。

ウィットビーにまつわる有名人が「ドラキュラ伯爵城」なのですが、19世紀末、アイルランド人作家であるブラム・ストーカーはウィットビー滞在中にウィットビー修道院跡、隣接する聖メアリー教会や墓地から作品についてのひらめきひらめきを得ました。

そして生み出されたのが、世界的に有名で幾度となく映画化をされたあの小説「ドラキュラドラキュラ」です。

 

聖メアリー教会(St Mary's Church)

 

私は今までにこのウィットビーを3回訪れています。スゴイでしょポッきてぃ (笑)

一度目は初めてのイギリス個人旅行。2回目はそれから数年後にやはり私と同じくウィットビーが大好きな母と「ウィットビー、懐かしいねぇ」となり、再訪する事に。

そしてその時が最後かな‥と思っていたものの、やはりウィットビーへの旅愁が拭い去れず、昨年もウィットビーを訪れました。

1回目と2回目はそれぞれ2泊ずつしました。同じB&Bに泊まったんですよキラにこ

初めてウィットビーを訪れる際、予約等のメールの際に自分とウィットビーの馴れ初め(?)を熱く語ったので、B&Bのご主人が窓からウィットビー修道院を望める部屋に泊めてくれましたウインク←なので2回目の宿泊時も同じ部屋でした。

 

 

昨年ウィットビーを訪れたのは宿泊ではなく、Darlingtonからバスバスを2本乗り継いでの日帰り。片道2時間半~3時間かかったのでそれなりの小旅行でした。でも車窓からはヨークシャーののどかな光景草原を満喫する事が出来て満足です

何度訪れても懐かしいこの地。勝手知ったる‥という感じで数年前との違いを探しつつ(特に変わってなかったけど照れる)「懐かしい、懐かしい(-∀-)嬉しい」を連発して歩きました。

そしてバスの時刻表の関係もあり、15時くらいにはあちらを出発しないといけなかったのですが、ギュンギュンと後ろ髪を引かれる思いでした結んでいる髪の毛引っ張る

「もうウィットビーもこれで最後だね。バイバイえーーーんバイバイ、ウィットビー」と何ともセンチメンタルな気分でウィットビーを後にしましたが、予想外に先日NHKでウィットビーを紹介する番組を見てしまい、画面を見つめている間、もう胸が痛くて痛くて仕方なくなりました小雞雞大哭

 

ああ‥こんな写真を見ているだけで胸が締め付けられる‥(笑)

 

何というノスタルジアハート!「懐かしい」という思いと一緒に「もう一度あそこに戻りたい!」と本当に胸が掻き毟られるような郷愁に襲われました。

母もこの番組を見ていたのですが、母に「私、あの番組を見て胸が苦しすぎる。あれで最後だと思っていたけど、またウィットビーに行きたい。しかも日帰りじゃなくて泊まりたい!」と言ったところ、母も大体同じ気持ちだったらしく(私ほどの想いではないと思いますが)、「いいよ~OK」と快諾してくれました。

という事で、今年は無理ですが来年は4度目のウィットビーに行きたいな!と思っているんでするん

 

教会と修道院に向かうこの階段は全部で199段。

 

で、階段の入り口(?)にあるのがこのお店『W.HAMOND』↓

 

NHKの番組でも取り上げられていましたが、ウィットビーは『ウィットビー・ジェットジュエルライン ブラック』が有名です。

ジェットとはジュラ紀の古代植物が流木となって水底に堆積し、長い時を経て化石化した黒色の宝石ジュエリー☆です。

ヴィクトリア女王王冠が長い服喪に入り常に喪服ワンピースを着て生活をするようになった際、この黒い宝石ジェットを身に付けるようになり、喪に服することが最大の美徳であるとされた時代、ウィットビー・ジェットは隆盛の絶頂期に入ったとの事。

 

昨年「これが最後のウィットビーだから」と理由を付け(笑)、思い切って購入したのがこのペンダント。

シルバーチェーン込みで40,000円を少し下回るくらいの金額でしたトルソー

 

ウィットビー修道院がモチーフになっているんですよ。分かりますか?

 

実はこちらのペンダントと迷いに迷ったのですが、こちらのペンダントは大分小さいのに6万円程度。

お財布と相談し、安い方を選びました。うーん‥とはいえ、こっちも捨てがたかった‥うさぎ

 

ウィットビーと同じく郷愁を掻き立てられるのがスコットランドスコットランドなのですが、もうスコットランドにはかれこれ6回くらいは訪れていて、毎回「これでスコットランドも最後かな‥」と思うものの、少し経つと戻りたくて仕方がなくなるんですキティちゃん×涙

なので、これも来年の話ですが、まずはウィットビーへ。そしてウィットビーで宿泊をした後、エジンバラに向かおうかな‥なぁんてNational Rail江ノ電のサイトで所要時間を調べたりしてしまいました←大体4時間半くらいでした。

 

ウィットビーに対する愛情が大きすぎる為、長い記事になって申し訳ありません。

ホントはまだまだ全然書き足りないんだけどなー いひひ (笑)

でも、この記事をきっかけに今まで聞いた事もなかった「ウィットビー」という街の名前を頭のどこかにインプットして頂けたら幸いです。

 

 

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