遂にこの日が来ちゃいました。
『ゴンゾウ』最終回。
真犯人・乙部を追ううちに、彼の哀しい過去が明らかに。
父親のドメスティックバイオレンスに耐えかね、
父親を殺害し、乙部を独り遺して、自ら死を選んだ母親。
「この世界に愛なんかないんだから」。
それは母親の言葉だった。
確執を超え、乙部を追って生家に踏みこんだ黒木と佐久間。
人質の理沙を道連れに死のうとした乙部が、
黒木と対峙して初めて、自らの過去を語り始める。
母親を守るために、自分が父親を殺したこと。
その母親が自分を遺して独り死んでいったこと。
愛を知らない女性たちに対し、自分なりに愛を与えてきたのに、
結局は疎まれ、裏切られてきたこと。
愛を知らない乙部に「愛って何なんだよ」と訊ねられた黒木が、
目に涙を溜めながら、この物語の端々に散りばめられていた
様々な愛の形を語って聴かせたシーン。
今回、このシーンが一番心に残った。
それは、このたった1つのシーンによって、
物語を彩ってきた様々なエピソードが、
1つのテーマのもと、見事に収斂したから。
そのテーマこそ、「この世は愛で溢れてる」という黒木の言葉だった。
乙部を撃った後、自らのこめかみに拳銃を当て、
2度続けざまに引き金を引いた黒木。
弾倉から転がり落ちた1発の銃弾を見つめ、
「生きていていいんだな」と杏子の幻影に訊ねてから、ようやく理沙の許へ。
ひたすらに愛のない世界をさまよっていた黒木が、
ようやく愛に溢れた世界へと戻った瞬間だった。
佐久間との確執にも終止符が打たれ、
またもや備品係として再デビューした黒木。
ちゃっかりつがいになったQ太郎を横目に、
早速、昼間から惰眠を貪り、
ゴンゾウの名を欲しいままにするつもりらしい・・・![]()
ちょいちょい出てくる大映チックな演出は疑問だったけど![]()
内野さんの新たな魅力を引き出してくれたキャラクター設定といい、
渋くて個性的な俳優陣といい、
エピソードを複層的に織り込んだ脚本といい、
久しぶりにハマったドラマだった。
テレ朝さん、ぜひ続編を作ってください![]()
その日まで・・・さらば、ゴンゾウ![]()