次現流の切れ味(OCTOMORE 10Years) | 幕末ウイスキー

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ウイスキーをこよなく愛する筆者が、一本ずつ個性を分かりやすく紹介していきます

こんばんは!
ウイスキーを愛してやまない大阪人、坂東太郎です。

 

 

有朋自遠方来 不亦楽 

 

仲の良い後輩が、はるばる来阪してきてくれました(^-^)
しかも、とても可愛らしい彼女とともに!Σ(・□・)

 

 

そういうワケで、北新地にあるジムマッキャンバーにお世話になりました。
楽しそうで幸せそうな雰囲気の二人の話題にも触れようとおもったのですが、
そんなことより、ウイスキーの紹介をしたくてたまらないっ!!

 

 

今日、ジムマッキャンに行く目的は只一つ。

 

 

OCTOMOREを飲むこと。以上。

 

 

OCTOMORE

(オクトモア)ー

 

 

知る人ぞ知る、幻の一品です。

 

OCTOMORE(オクトモア)は、いわゆるアイラ地方のシングルモルトウイスキーで、

ブルイックラディ蒸留所のセカンドラインアップとでも申しましょうか。

 

とにかく個性的なものなのですが、その特徴の所以はフェノール値にあります。
フェノール値とは、簡単にいえばピート(泥炭)で燻した度合いで、

高ければ高いほど『煙臭い』ものになります。

 

 

BOWMORE(ボウモア)でだいたい20~30ppmぐらいといわれますが、

このOCTOMORE(オクトモア)は…

 

 

なんと、167ppm!!

 

 

病的な程に、ピーテッド。

 

むしろ、ただ煙。

 

 

 

 

ブルックラディ蒸留所の哲学の一つである

”We believe Challenging Convention”

(私たちは既成概念への挑戦が重要だと信じている)

を体現していると言えます。

 

 

僕は、中村半次郎をイメージしてOCTOMORE(オクトモア)をのんだのですが、

まさに想像以上の、示現流の初太刀が襲って参りました。

 

 

※ 示現流:薩摩藩独特の剣の流儀。

  その特徴は、初太刀から勝負の全てを掛けて斬りつける

  『先手必勝』の鋭い斬撃を与えるもの。

 

 

 

さすが、薩州の人斬り半次郎…

 

アイラ地方にこんなモルトがあると、スペイサイド勢もなかなか太刀打ち出来ないですなぁ。

 

 

ウイスキーをのんでいるのに、初太刀がどうとか、人斬りとか、何の話やねん、と(笑)

 

 

ちょっと幕末に話を向けすぎると、方向性を見失い兼ねないので、

今宵はここまでにしとうございます。