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フルコンタクト空手の2020年東京五輪での種目採用を目指す全日本フルコンタクト空手道連盟の理事長で新極真会の緑健児代表(52)が、最後の追い込みをかける。

 東京五輪の実施競技をめぐっては、12月の国際オリンピック委員会(IOC)臨時総会で追加が認められる可能性がわずかにある。同連盟は伝統派のポイント制(ライトコンタクト)と、直接打撃制(フルコンタクト)の2つのルールが併存する空手業界の現状を踏まえ、2ルールでの五輪競技入りを訴えてきた。“審判の日”に向け、緑代表はさらに動き回るという。

 まずは大署名作戦だ。26日に最終日を迎えた新極真会主催の無差別級トーナメント「全日本空手道選手権」(東京体育館)では会場に署名ブースが設置され、多くのファンが五輪種目入りを願ってサインした。緑代表は「100万人の署名を目標にしたい。フルコンタクト空手がこれだけ普及しているという大きな声をぜひ届けたい」と鼻息を荒くする。署名は11月25日まで続け、街頭でも予定しているという。

 また緑代表は伝統派の全日本空手道連盟(全空連)とも年内に協力関係を築きたい考えを持っている。全空連は「ルールは1つ」と訴え、ライトコンタクトルールのみによる五輪採用を目指している。緑代表は「空手が一つにまとまることがすごい力になる」とタッグ結成を希望する。

 一方で、26日の大会ではゲスト観戦した“黒いカリスマ”蝶野正洋(51)と握手。蝶野は「どこの流派でも出場できるような解決策を見つけてほしい。空手は日本の伝統だからね」と話し、協力を約束した。

 緑代表の仕掛けがIOCを動かすか。ラストスパートに注目だ。
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