Tractor(Fender Jazz Bass)
“剥ぎナチュラルヴァージョン”
このベースはAllman Brothers Bandの初代べーシストBerry Oakley(ベリー・オークリー)が愛用していたFender Jazz Bassを改造して製作された通称“Tractor”と言われたベースの細部まで数少ない資料を基に「あーでもない、こーでもない」とノイローゼのように研究して構想から半年以上かけて作った思い入れ(執念)たっぷりの1本!!
ご本人のBerryの写真から判断すると結成当初69年頃は60'年代の“Guild Star Fire ⅡBass”(ブロンズ)を使用。その後70年頃(Atlanta International Pop Festival)の中ジャケには"Sunberst Tractor”が登場(At Filmore East)の71年まで使用していて、72年の(Eat a Peach)やDuane Allmanが亡くなる直前位には"剥ぎナチュラル Tractor”ヘ改造していたのではないかと思います。
前者と後者のTractorには大きな違いが2つあります。1つ目はもちろんボディの塗装の違いですが、2つ目の違いはネックです。Sunburstはポジションマークがブロックポジションすなわち66年以降に対して剥ぎナチュラルはドットポジションの65年以前生産の仕様になっているんです。
Berry Oakley
Guild Star FireⅡ Sunburst Tractor 剥ぎナチュラル Tractor
僕の場合何故剥ぎナチュラルヴァージョンにしたか?と言うと単純に集まった材料がこっちの仕様のものだったから・・・なんです。
構成パーツと集めた順番は...67'製 Guild Star Fire Bass をデジマで発見 前橋の楽器屋まで買いに行きました。
その後、今度は65'製ネック+71'製ボディのブルーにリフィニッシュしてある Fender Jazz Bassを御茶ノ水のain'st guitarでこれも同じくデジマで発見即押さえて購入!!
ネックのポジションマークがドットなので剥ぎナチュ決定とここまでは良かったものの問題勃発リア側のピックアップの位置が70年代以降はブリッジ方向に11ミリ寄っている為リアのピックアップが2本並ぶのですが入らな~い
おまけにGuildに搭載されているHagstrom製のiosonic Picupsは弦間がFenderに合わず(ポールピースの間隔が狭い!)
そんなこんなでTractor計画も頓挫しかけたある日ネットサーフィンしていたら、アメリカのHammon Engineeringという工房でDark Star Picupsという名のリーシュー物を発見!!Fenderの弦間にあった規格もあり言うこと無し。さっそく英語が堪能な友人のK刈君にメールで現地とやり取りしてもらい、発注から約1月半で手元に・・・
↑塗装の参考にしたお気に入りの1枚
ここまでパーツが揃えばあとはいつもお世話になっている信頼のおける世田谷の工房Art TechのSさんに相談!「これと同じBassが作りたいんですけど・・・」と写真を見せると「オールマン好きですよ。面白そうですね。」と以外に乗ってくれて、何枚かあった中で響きが1番気に入った1枚もののアルダー材のボディを選びやっと製作に漕ぎつくことが出来ました。
それからは約2ヶ月・・・ 時には週1~2回程度通って、二人でベリーの数少ない写真を穴の開くほど観察しては「塗装は剥ぎっぽくちょっとシンナー多めにして赤味が目立つようにしましょう」などとやり取りしついに完成!!
たまに同じようにTractor作っている人をネットで目にしますが、間違い無く僕のが1番近い気がします(自画自賛)




















