出資馬・JRAレース結果(11/23-25) | ボロは明日の糧になる2018 (仮)

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本日、出資馬の勝ち星は”ゼロ”でした。

(※以下、敬称略)

 

「着順」は大きな数字が並ぶ一日になったが、”ふた桁”人気馬が半数以上なので人気通りとも言える。そんななか、若い”2歳勢”は数字以上に「収穫」のあるレースぶりをみせており、わるくない「内容」を示してくれた。

 

・・・以上、平日ならびに土曜開催の纏めでした。

 

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出資・出走馬ごとの個別「短評」を述べると、、、

 


オールナットくん(2歳牡/北村友/高野)は逃げ馬から離れた先行策をとり、直線半ばまで粘りをみせた。
 

前後半4Fで前半が1.1秒速いハイペース。中団・後方勢に有利な流れ。前走はスローの逃げきりだったが、今回は主張する他馬がいたので逃げ馬⑭(和田竜)から約5馬身離れた先行2番手。3番手以下も本馬から離れていたので、実質”逃げている”ような形。ただし、”前”にキツイ流れだけに、直線残り1F棒で目に見えて脚色が鈍っていた。

展開をみれば惨敗しても仕方ないのだが、7着入着とはいえ勝ち馬から”0.6秒差”に踏ん張ったトコロは好評価。良馬場でタフなペースでも戦えるメドがついた点が「収穫」だろう。まだまだ緩さの残る馬体なので、来春に向けて徐々に締まってくれば良し。

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モアザンワンス嬢(2歳牝/西村淳/高野)は向正面の途中から”逃げ”態勢に持ち込み、直線も残り【0.5F】まで粘り腰をみせた。
 

前後半4Fで前半が2.7秒速いハイペース。中団・後方勢に有利・・・と言いたいトコロだが・・・。序盤3Fを【11秒台後半】で進めて、残り5Fを【12秒台半ば】で纏めるタフなレースだけに、脚力の足りない仔は追走で脚を使いきるタフなペース。それだけに、本質的に”脚力上位”の仔が好走できる流れ。

本馬はスタートダッシュがイマイチで主導権争いに絡めなかったが、促して加速がつくと最内枠からスルスルと進出。前の並び(隊列)が決まった瞬間の序盤【1.5F】地点、内から出し抜くような形で”逃げ”態勢を作れてしまった。完全に”折り合い”がついた3角手前からラップ(ペース)を落として、直線を迎えると後続が迫りくる残り2F棒を過ぎてから追い出し、残り【0.5F】まで先頭を死守する”粘り腰”。さすがにゴール前で続々と交わされてしまったが、見どころ十分の”好走”をみせた。

「前半をハイペースで突っ込んで、直線もかなり粘れる」のであれば、今後に向けて期待できる”走り”。今回と同条件の”デビュー戦”走破時計【1.40.3】が遅すぎて心配になったものだが、2戦目で時計を”2.3秒”も短縮した点【1.38.0】が立派。逃げて自ら時計を作った(刻んだ)うえでの”自己ベスト”更新なのだから、胸を張れる「内容」と「結果」だった。


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ロコポルティくん(5歳牡/石川裕/西園正)はスタート直後に躓いて後方からとなり、直線は何度も詰まって満足に追えずじまい。
 

前後半3Fで前半が0.6秒遅いスローペース。前残りの流れ。躓いて後方からとなった点は仕方ない。向正面のうちに中団後ろ寄りまで挽回し、道中は”ラチ沿い”の最短距離を回していたトコロまでは良し。しかし、直線で内を突いて”何度も前壁に詰まった”点は、鞍上・石川裕騎手の”捌き”の拙さが表面化した印象。

直線に向くと、先頭と約7馬身差の「10番手」あたり。ラチ沿いに潜り込ませて伸びてくるも、残り【2F】棒で斜め前方を走る⑨(津村)に内を絞られて失速。4頭分・外のコースへ持ち出し立て直すと、今度は眼前に⑫⑮の併せ馬の”馬壁”で追えず。おまけに⑮がバテ下がってきたので、再び3頭分・外のコースへ持ち出して再加速させたのが残り【1F】棒。その時点で先頭と約7馬身差の「12番手」まで落ちており、絶望的な差となっていた。

直線で”ロス”の大きすぎる「コース取り」をしていたので、消化不良の「内容」。年間”30勝台”の鞍上なので「多くを望むことは出来ない」にせよ、出資会員の立場からみれば不満の残る”走らせ方”に映った。


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ウインチェレステくん(5歳牡/丹内/畠山吉)は中団位置から後方に控えるも、直線でまったく弾けず。
 

前後半4Fで前半が1.2秒速いハイペース。中団勢に有利な流れ。陣営が”控える”競馬を試みているコトはわかるが、道中で”折り合い”を欠き続けて脚が溜まらず、直線までに終わっている。

もともと、スピードやキレが足らず、芝長距離の逃げ・先行していた本馬。マイルに距離短縮して速い流れの中で”折り合い”をつけやすくする考えは理解できるが、古馬5歳になってから控えるコトを試行しても、馬にセンスがなければモノになりづらい。これまでの実戦を振り返れば”不器用”と言える走りをみせてきたただけに、距離短縮3戦をみて脚質転換による成績向上は”不可能”と言っていいだろう。


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マイネルジャッカルくん(5歳牡/木幡巧/西田雄)は最後方待機策から直線でラチ沿いを突いて伸びきれず。
 

前後半4Fで前半が3.6秒も遅いスローペース。前残り展開。1番人気のシルク馬⑧(ルメール)が中団からマクッて先頭に立ったのが向正面入口。そこから【12.0秒】前後のラップにペースアップし、さらに上がり4Fから【11秒台】に突入する”持続力”勝負でもあった。

本馬は最後方待機策なので、道中は”折り合い”重視で馬群について行くだけ。ただ、馬群の内(ラチ沿い)で窮屈にしているシーンも散見され、しっかり折り合えていたとは言えない感じ。

 

おまけに3~4角半ばで前方からサンデー馬⑨(ドイル)が内外へフラつきながら後退してきて、本馬がアタマを上げて減速しながら内へ避ける不利。一呼吸置いた後、さらに⑨が内へとヨレてきて、もともと本馬の内にいた①(斎藤新)との間で挟まれて進路を失い、急減速したコトが痛恨事。既に4角を回っていた時点なので、ココから再加速させて押し上げていくコトは不可能。”瞬発力”はあまりない仔なのに最後方から直線一気の形となり、脚力を出し切れないまま終わってしまった。


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エルデュクラージュくん(9歳セン/大井・矢野貴/船橋・川島一)は好位の外につけて向正面で前をマクリに動き出すも、直線入口で突き放された。
 

1~2角で眼前の⑨(森泰)に合わせて押し上げ、向正面で大外から動き出し「3番手」まで浮上させた鞍上の”手腕”は素晴らしい。地方勢だけのメンバー構成ならこの動き方で”一発”を狙えたが、今回は強いJRA勢のいる「地方交流重賞」。それだけに、4角~直線入口で余力がなくなるのも仕方なし。

(12頭立て)9番人気の立場で”7着”。今回はJRA勢を負かしに動いての敗戦だけに「着順・着差」はこんなもの。”着”を拾いに行けば”5着”掲示板争いができたかもしれないが、わざわざ強いJRA勢と戦う”高額賞金”の「地方交流重賞レース」なのだから、一発を狙うレースぶりをさせた「陣営」に納得の一戦だった。


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レイレフア嬢(3歳牝/愛知・加藤聡/笠松・後藤佑)は中団待機策から3角で失速後退。
 

序盤に前へ行く素振りをみせたものの、内で控えて中団位置。向正面半ばから前がペースアップするとついて行けなくなり、あとは流れ込むだけだった。全馬が前走で勝ち上がった仔同士の構成となる特別戦。レース前の走破時計の比較において、本馬より速い時計を持つ相手が(8頭立てのうち)5~6頭もいただけに、”4着”なら(良くはないが)そう悪くもない「結果」。

ただ、本音を言えば、”JRA出戻り”を目指す馬なら「笠松/C級」レベルで何度も”惨敗”はしない。これまでのレース回顧記事で述べているように「JRA1勝クラス」の”ダート”では到底通用しないレベル。仮に笠松2勝目を挙げて出戻れたとしても、”芝レース”で戦うしかない「内容」と「レースぶり」に映る。

 

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※ぽいぽいプリンさま、ご提供。
オウマガタリ、、、
今月今宵のオタノシミは、ここまでにございます♪