出資馬・JRAレース結果(11/7-11) | ボロは明日の糧になる2018 (仮)

ボロは明日の糧になる2018 (仮)

移転しましたので、コチラでは更新しません。
移転先は最新記事をご参照ください。

 


本日は、【社台RH】【ウイン】【ノルマンディー】出資馬が勝ち星を”ひとつ”ずつ挙げてくれた。

 

出資・出走馬の「短評」を述べると、、、

 

**


ジャンタルマンタルくん(2歳牡)は好位の内につけると、直線でラチ沿いを突いて抜け出した。
 

前後半4Fで前半が0.3秒遅い平均ペース。脚質による有利不利はない流れ。道中は馬群に包まれた内を進み、3~4角も”ラチ沿い”を回して道中は”最短距離”を立ち回る。すぐ外隣にいる2番人気ダノン馬④(川田)によって”蓋”をされ、内に押し込まれていても慌てず騒がず。直線入口で”内回り”コースとの合流でラチが消えると、逃げ馬⑤(和田竜)が走るコースの”さらに内”へ突っ込み進路を確保。いざ追い出すとグイグイ伸びて残り1F棒手前で抜け出し、後続勢を一気に突き放した。

ゴール前では鞍上・鮫島駿騎手が腰を上げて「追い方を緩めていた」ので2着馬と2馬身差に縮まったが、内容は「完勝」と言えるもの。数字上でもメンバー2番目に速い上がり脚【34.7】を計時したように、”初”となる渋った【やや重】(お昼時は重だった)馬場を苦にせず、持ち前の”脚力”を存分に披露できていた。鞍上の冷静な”立ち回り”も見事だったレース。


**


セントカメリア嬢(4歳牝)は中団後ろ寄りにつけて向正面マクリ。直線入口で先頭に立つも後続勢に捉まった。
 

前後半4Fで前半が0.5秒遅い、遅めの平均ペース。向正面マクリで2番手並走まで浮上し、直線入口で先頭に並びかける積極策。直線でもジワジワ脚を伸ばして一旦「先頭」に立ったが、残り1F棒を過ぎたトコロで後続に交わされ、ゴール前でも3頭に捉まって”5着”掲示板。

向正面マクリを敢行しても直線で再びジワジワ脚を伸ばしていたように、スタミナ面の優位性を活かす”走らせ方”。結果的には人気(6番人気)とほぼ同じ数値の”5着”に終わったが「内容」は濃い。本来は「芝長距離戦」でみてみたかった仔だが、気性面の”危うさ”があるので仕方ないトコロ。この預託厩舎なのだから「マイル~中距離」路線に収束していくのも納得。

**


ラスール嬢(4歳牝)は先行策から直線でジワジワ抜け出すも、ゴール前で後続に捉まった。
 

前後半3Fで前半が1.3秒遅いスローペース。上がり3つの瞬発力勝負。道中で力んだ走りをみせるも、直線で抜け出してくるのは地力の高さの証し。ただし、掲示板に上がった上位勢が【32.8-33.2】の決め手をみせたように、”キレ”勝負となった時点でペースは”ラク”でもツライ展開になった。本馬も上がり【33.6】で纏めているのだが”メンバー9番目”程度の上がり脚に留まり、”見劣り”は否めない。芝マイル戦からスプリントと言える7F戦に距離短縮で、さらにキレる仔が増えたコトも捉まった理由のひとつ。

(個人的な見解で言えば)本質的な”敗因”は上述ではなく、陣営が造り出す「絞りきれていない馬体」にこそある。序盤に馬自身が行きたい位置へ(馬体が重いために)行けない。そこで(馬が)余計にムキになって走るコトにつながっている。「3歳4月」(474kg)から約1年半の休養を挟んだ後となる近3走をみると、「502(+28)→494(-8)→498kg(+4)」。前走でやや絞れた”造り”がまた微増して、余計な”斤量”(重り)を馬体に巻き付けて出走していたのと同義。ゴール前で最後の”踏ん張り”が利かないのも同様の理由であり、力んで走るのは”気性面”だけに起因するモノだけではナイ認識。

**


ウインモナークくん(4歳牡)は中団待機策から内を回して押し上げ、直線イイ脚で差し込み3勝目を挙げた。
 

前後半3Fで前半が3.1秒速いハイペース。いくらスプリント戦と言えど、さすがに中団・後方勢に有利な流れ。直線でステッキを入れる毎に先頭との差を詰めてくる見事な走り。展開利を味方につけたコトも大きいが、前走から継続騎乗となる鞍上・黛騎手が残り2Fまで最短距離の”内”を立ち回らせ、脚をできるだけ使わずに我慢させたコト。コレが直線で使える差し脚の”持続力”につながり、ゴール前で勝ち馬から5着まで「クビ+クビ+クビ+クビ差」(0.1秒差圏内)の大接戦を制す”大きな原動力”となった。

また、道中でムリして前に行かず、控えて中団待機策にでたコトも大きく、本馬の前後半【34.1→35.6】(良)。キッカケを掴んだ前走が中団前寄り6番手につけて【34.3→36.2】(重)。今回は道中でノメらない”良”馬場になったので、似たようなラップでも「スプリント重賞」で4着掲示板に上がった実績通りの”脚力”をみせられた。

返す返すも継続騎乗”2戦目”で「結果」を上げてくる黛騎手の”良さ”がでた一戦とも言える。まるで同騎手が主戦を務めてくれた出資馬ミニオンペール嬢(16産/OPクラス)の「2勝クラス」時の差し脚を彷彿とさせるような”レースぶり”だった。


**


ヴァナルガンドくん(3歳牡)は中団後ろ寄りにつけて、直線大外に持ち出すもジリっぽい差し脚に終始。
 

前後半4Fで前半が2.8秒速いハイペース。中団・後方勢に有利な流れ。展開利を味方につけ、直線で大外一気を狙う形になったが、道中でポツン最後方していた仔に残り2F棒でアッサリ交わされていたように、迫力ある差し脚は見られず。数字上でも”メンバー3番目タイ”の速さの上がり脚【36.7】に留まっている。

端的に言えば、道中で離されるのを嫌った鞍上・戸崎圭騎手が促して”前”を追いかけて”小脚”を使っており、道中で溜めるべき”脚”も溜まりきっていない。その分、直線で”キレ負け”する形になった印象。

また、直線で本馬が2度交わされた点が非常に気にかかる。残り2F棒で最後方待機策の勝ち馬⑩(藤懸)に交わされたのは仕方ないが、ゴール前で”半馬身”交わされたのは直線入口時点で内に並走していた⑧(三浦皇)。本馬が押し上げて大外から差し伸びた後、さらに大外へ進路を切り替えて差し返した形となる。⑧と本馬の上がり時計は同じ【36.7】。それだけに、本馬の鞍上・戸崎圭騎手の”脚の使いドコロ”(および溜めドコロ)が、⑧の鞍上・三浦皇騎手と比較して”非常に拙かった”コトを示唆している。

**


エナジーチャイム嬢(3歳牝)は中団後ろ寄りにつけると、直線パッタリで最下位入線。
 

前後半3Fで前半が1.7秒速いハイペース。スプリント戦なのでこれでも前残りの流れ。中団・後方から押し上げて行けず、直線も余力なしでは見どころ皆無といってイイ。前走は初ダートだったので適性の有無による言い訳が利いたが、今回は芝に戻しての「最下位」入線。エピファネイア産駒らしい”早熟性”をみせて成長力がストップ。(劇的に条件を変えない限り)今後も”良くて入着圏”だろう。

**


ローガンパスくん(2歳牡)は出遅れて後方からとなり、好位の外まで挽回するも直線で余力が残らず。
 

前後半4Fで前半が0.2秒速い平均ペース。先行・好位勢にやや有利な流れ。スタートで出遅れたコトが”すべて”。長い向正面で鞍上・ムーア騎手が押して促して位置を上げていくも、3~4角も一番外を回すコトとなり、直線で追い出してからの”キレ”はいまひとつ。逆に、勝ち馬を含む”前”の組は余計な動きをせずに”ムダな小脚”を使わず、直線の”追い出し”までジッと我慢していただけに、余計に”余力の差”を見せつけられるコトに。

道中でこれだけ”小脚”を使って直線も再び伸びていくなら”怪物”になるが、残念ながらそこまでの”器”ではない。それでも”3着”を確保しているように、”ゲート”を除けば「内容」はわるくなく「見せ場」もつくれたので現級を勝ち上がれる”脚力”は確認できた。


**


レイレフア嬢(3歳牝)は好位3番手につけて4角で先頭に並びかけて抜け出した。
 

序盤から人気上位でもある”前3頭”(本馬を含む)で脚の削り合いとなり、激しい”圧”を受けた逃げ馬が3角で脱落。替わって先頭に立つ1番人気馬に4角で並びかけた後は、”余力”の違いをみせた形。
 

走破時計をみても、走る前から”勝ち負け”必至は明らかなメンバー構成で順当勝利。ただし、”組”は上がっているのに(近走と比較して)相手メンバーが”ラク”になっており、恵まれたコトは否定できない。

 

**

 

・・・以上、平日ならびに土曜開催の纏めでした。

 

**

**

※ぽいぽいプリンさま、ご提供。
オウマガタリ、、、
今月今宵のオタノシミは、ここまでにございます♪