ウィクトーリア嬢(4/21レース回顧) | ボロは明日の糧になる2018 (仮)

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【シルク】ウィクトーリア嬢(3歳牝/戸崎圭/小島茂)
が、東京芝10Fの重賞「フローラS(3歳牝G2)」に出走

”1着”(3番人気)でした。

 

内寄り④番枠スタートから出脚がいまひとつ。③(内田博)が外にヨレてこの仔の進路に割り込んで接触

 

おかげで前に出て行けず、道中は中団馬群の中12番手のラチ沿いを追走。

 

向正面にはいると、周囲を囲まれた”ポケット位置”でなんとか宥めて折り合わせる


3~4角、続々と外から上昇していく仔たちを眺めつつ、ラチ沿いで番手(順位)だけを下げ、前との差はほぼ変わらずに直線へ。


直線に向くと、コーナーワークを利して、先頭と約5馬身差の10番手並走。内は二重三重の”壁”で開きそうにないので、外へ持ち出しながら差し場を探す残り400m棒。

 

 

 


(加速させながら)相変わらず外へ外へともちだし続け、馬場の中程にようやく”クリアな進路”が取れたのが残り250m付近。

 


追い出すとまっすぐにイイ伸び脚をみせ始め、残り200m棒で約5馬身差の「8番手」。ゴールに近づくに連れてグイグイと伸び脚は増していき、残り100m付近で「掲示板争い」に加わる。


ゴール前で約1馬身差まで詰め寄り、「先頭争い」を続ける”3頭”に並びかける勢い。そのまま、”3頭”に並びかけて呑み込んだトコロがゴール板。

 


入線後、前2頭は交わしきっており、残る”1頭”との「1着」を巡る写真判定になる。
結果は、ハナ差で”1着”(0.0秒差)辛勝。



この仔にとって、初・「重賞」タイトルの獲得おめでとう!
苦手な戦法になったのに、ゴール板までよく頑張って伸びてくれました(^^)

 

※ぽいぽいプリン提督さま、ご提供。

陣営並びに出資保護者の皆々さま、
おめでとうございます&ありがとうございます♪

 

・・・前後半【48.1→(24.9)→46.5】スローペースの前残り+瞬発力勝負。逃げて位置取りが前にいた仔を除き、【33秒台】の脚がなければ掲示板すら上がれないレース。

そんな流れのなか、得意とする「逃げ戦法」にもちこめず、まさかの「中団待機策」になりながら、直線進路が開けてからは抜群の伸び脚をみせていたこの仔。正味、残り250mのフルスロットルなのに、上がり脚はメンバー最速【33.2】。レース上がり【34.2】を踏まえても、おそろしい末脚を繰り出していました。。。(@@;

苦手な馬群の中で”折り合い”キレる末脚を繰り出せたのだから、この仔の”精神面”の成長を感じ取れました。

兄や姉は気性が激しく折り合いに苦労していた経験を踏まえて、師や厩舎スタッフがレース間隔を”月単位”で開けて、その都度”精神面”追込まずにリフレッシュしているコトも、ここまで折り合えるようになった要因とも言えます。

※もちろん、体質が弱いコトが「レース間隔」を開けている最たる所以(ゆえん)。

鞍上は、あれだけ陣営が「逃げ宣言」していたにも関わらず、指示通りには乗れず。道中の”ポケット”状態、直線も”壁”状態が続いて、なかなか差し場がみつけられなかった点はマイナス。ただ、そんな道中でも宥めて”折り合っていた”コトは褒めるべきプラス材料。折り合えたからこその爆発力のある差し脚に繋がったわけで、トータルでみれば”及第点以上”の導きでした。


このレース結果により、「収得賞金」を加算すると共に、5/19「オークス(3歳牝G1)」優先出走権も得られました。出走について小島茂師は「レース後を含めた”今後の状態次第”」であると、出資会員さんのため「出走の可能性」を匂わせています。

個人的には、出走すれば【G1】タイトルを狙える”有力候補”の一角に加われそうで、できれば【G1】レースの晴れ舞台に使って欲しい気持ちは持っていますが。。。(馬の今後の為にも)体質がパンとしてくるまでは「無理して出走させる必要はない」とも考えてます。回避を決めても文句は言いません

いつも全力を出し切り”疲れ”がかなり出やすい仔。若駒で”疲労回復”に時間がかかり、今回も死力を尽くした”差し脚”をみせてもぎ取った勝利だったので、(期待している他の出資会員さんには悪いが、)おそらく立て直すだけで休養期間がかなり必要になるハズ。

ココまでのレースの足取りをみてもわかるように、”2戦目”こそ「1ヶ月半」のレース間隔で出走できたものの、その後、「2ヶ月半」・「3ヶ月」と間隔を広げなければ、レベルの高い仔たちと互角以上に戦える状態に戻りきらない。5/19「オークス(3歳牝G1)」に使うとなると、”中3週”(1ヶ月後)になるわけで、状態を戻しきるのはムズカシイでしょう。

それならば、今秋の10/13「秋華賞(3歳牝)」を見据えた方が、体質や脚下のためにも良い。馬の特性に合わせて、約2ヶ月以上レース間隔を取れる「今夏8月頃の復帰戦(叩き台)」を設定して、本番に”渾身の仕上げ”で臨んでもらえれば、出資会員のひとりとしては十分納得できますがね(^^)

 

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尚、スタートシーンにおいて「③エトワールがこの仔④にぶつけられて下がった」と、恨めし気に呟いていた馬券ファンがいましたが・・・。

 

JRA公式HPにアップされている当該レースの【全周パトロール動画】を参照すれば、「③エトワール(内田博)が一歩目で外へヨレて、この仔④ウィクトーリア(戸崎圭)のコースに割り込み、ぶつかってきているコト」は明白。正しくは「③が④にぶつかりにきて、接触したあと後退した」ですね。しっかり確認してから呟いてもらいたい(^^;

 

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ウィクトーリア嬢、オツカレサマデシター!!

※ぽいぽいプリン提督さま、ご提供。
オウマガタリ、、、
今月今宵のオタノシミは、ここまでにございます♪