下級条件戦出走馬たち(2/17レース回顧) | ボロは明日の糧になる2018 (仮)

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【東サラ】レッドアルジーヌ嬢(4歳牝/三浦皇/笹田)は、、、

小倉芝10Fの「500万下特別(牝限)」に出走、”7着”(5番人気)でした。

 

真ん中⑦番枠スタートから押して流れにのせて、好位6番手の外を追走。向正面で押して促しても先団について行けなくなり、後退。3~4角、追っ付け通しの追走で外に持ち出しながら直線へ。直線に向くと、先頭と約6馬身差の10番手併走。馬場の中程を内に外に捌きながら追い上げていく。残り200m棒でもまだ11番手。この仔なりの差し脚で伸び続け、残り50m付近で内の”逃げ・先行勢”を捉えて「入着争い」に喰い込み、”7着”(0.9秒差)入着。

・・・前後半【60.0→60.1】平均ペース。
ラップ【12.4-11.3-11.8-12.3-12.2-12.2-12.2-11.9-12.0-11.8】
ただ、息の入るラップ(タイミング)全くないので、「逃げ・先行勢」にはかなりキツイペースになった。そんな流れのなか、この仔は向正面で後退するシーンがありながら、直線で外から盛り返して入着圏に突入。ソレナリの差し脚は披露できていた。

あとは、もう少し”差し脚”に鋭さがでてくれれば良いのだが、成長の緩やかなハーツクライ産駒なので、なかなか難しいのがたまにきず。今後もこの仔の”ゆっくりした成長速度”地力強化を励んでもらいましょう。

 

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【ノルマンディー】ブリリアントリリー嬢(4歳牝/中谷/栗田博)は、、、

小倉芝10Fの「500万下特別(牝限)」に出走、”14着”(11番人気)でした。

 

外寄り⑬番枠スタートから押してでていき、最初の1Fで先行2番手の外を確保。1~2角、向正面、時折逃げた仔⑧(義)に並びかけてペースを落とさせず、3~4角で先頭に並びかけて併せたまま直線へ。直線に向くと、先頭併走。追ってステッキも入れるが伸びはいまひとつ。残り200m棒、背後に迫っていた人気馬2頭が並びかけてきても抵抗できず、内の逃げ馬と一緒に交わされ「3番手」に後退。遅れて後続の差し・追込み勢も押し寄せて、呑み込まれ”14着”(1.6秒差)着外。

・・・前後半【60.0→60.1】平均ペース。
ラップ【12.4-11.3-11.8-12.3-12.2-12.2-12.2-11.9-12.0-11.8】
ただ、息の入るラップ(タイミング)全くないので、「逃げ・先行勢」にはかなりキツイペース。そんな流れのなか、残り200m棒まで「先頭争い」を演じていたこの仔はよく頑張っていた

だが、鞍上にはそうと言いきれない余地も残る。なぜなら、サッと”2番手”位置を確保したトコロまではよかったが、その後は(ヘルメットが激しく前後に振られていたように)この仔を抑えきれておらず、道中で「何度も逃げ馬に並びかけて」は”息を入れる(ペースを落とす)”タイミング消してしまっている。

ラップを刻んでいたのは”逃げ馬⑧(義)”でも、ラップをいじってキツイペースを作りだしたのは2番手を走るこの仔の鞍上・中谷騎手に他ならない。これが「逃げた仔に楽逃げさせないようプレッシャーをかけて、この仔が上位に残るため」なら理解できるが、直線早々に2頭でバテ下がってお互い大敗(⑪⑭着)では、意図した並びかけではナイことが明白。

3場ローカル「小倉開催」でも、この日は「重賞」施行日腕達者な鞍上は豊富に居たわけで、鞍上の「折り合い面の未熟さ」と「差配への不満を感じましたね。

「近走の着順・着差」では引き受けてもらえないのかもしれませんが、次走以降は、前に行かせて粘らせるコトが巧みな騎手を”差配”してもらいたいものですね(^^;

 

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【ノルマンディー】ブランメジェール嬢(5歳牝/大野拓/高木)が、

東京ダ6.5Fの「500万下平場」に出走、”15着”(5番人気)でした。

 

真ん中⑪番枠スタートから前にでていき、道中は先行4番手の外を追走。3~4角をそのまま回って直線へ。直線に向くと、先頭と約5馬身差の6番手並走。直線入口から早々に追い出しているが、前5頭との差は縮まらず、むしろ広がっていく。残り400m棒で8番手に後退。残り200m棒で差し・追込み勢に呑み込まれると、沈んでいくだけの”15着”(2.6秒差)ブービー。

・・・前後半【(7.1)→34.9→37.3】ハイペース。差し・追込み勢が有利な流れ。そんな流れのなか、先行できたものの、直線入口で既に余力が感じられなかったこの仔。ペースの影響だけでここまで下がることはない。距離も残り1Fで苦しくなるならまだしも、直線入口は残り500m(800m通過地点)。

となると、他馬の後ろ内外も囲まれた窮屈な位置で追走させ、「馬の嫌気がさした」とみるべき。これまで”逃げ”てよさを発揮してきた仔だけに、他馬を先に行かせる”先行”位置でも「気持ちよく走らせれば”力”を発揮できるが、ソレさえもできていないなら失速も止むなし。

まがりなりにも、もう数えて”11回目”の騎乗となる主戦・大野拓騎手なのに、「馬の個性や特徴」を活かさずに、未だにこういう走らせ方をしていては、ガッカリを通り越して呆れます。今日の位置取りなんて、先行馬を距離ロスなく走らせる「騎手にとって都合のイイ”位置取り”」なだけ。この仔が「気分よく走れるかどうか」なんて微塵も考えていない”位置取り”でしたからね。。。

今まで、「芝スタート」のダートレースとか、「距離」だとかいろいろと注文をつけていましたが、ダートスタートでも出脚がついてフツーに先行できていましたし、問題はなかったデス。それでも今度は「内に張っていた」だの言い訳している姿に閉口ですね。ノーザンFのように修正してくれる外厩がある仔ではないのだから、トレセン滞在日数は比較的長め。それならば、指摘しているような点は、普段の高木厩舎の調教に騎乗しながら「鞍上が手づから修正していくべき事柄」です。

昨日勝ち上がったオルレアンローズ嬢(6歳牝/高木)の場合と同様、次から次へと新たな欠点らしきモノを掲げて”敗因”にしているあたり、この仔に力を発揮させる”引き出し(手だて)”が、大野拓騎手にはもうナイのでしょう。そして、成績が落ちてきた仔なら「差配を確保しなくてもいい」意欲すら失っているのかもしれませんね。。。

少なくともパドックでは、「気合い乗りがよく、半年ぶりの休養明けを1度使われて”良化”が窺える仕上がり」に見えました。陣営はこの仔を「しっかり仕上げてくれた」が、レースで騎手がそれに応えるような”導き”させられなかっただけデスヨネー。

 

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【ラフィアン】リープフラウミルヒ嬢(4歳牝/☆木幡初/相沢)が、

小倉芝9Fの「500万下平場」に出走、”10着”(9番人気)でした。

 

ほぼ大外⑭番枠スタートから押して押して前に出ていき、先行3番手の外を追走。向正面でペースが上がると徐々に後退して馬群に呑み込まれ、3~4角も追っ付け通しで直線へ。直線に向いて、先頭と約6馬身差の10番手。既に追い通しで、バテ下がる仔を交わし、追込み勢に交わされながら、”10着”(1.2秒差)着外。

・・・前後半【47.7→(11.3)→48.5】ハイペース。
ラップ【12.3-11.3-12.2-11.9-11.3-11.6-11.6-12.1-13.2】
向正面の残り1000m棒から【11.3】で一気にペースが上がり、ラスト1F【13.2】も時計を要す”差し追込み勢”有利な流れ。そんな流れのなか、先行策から息が入らずに後退するしかなく、その後は馬群の中でよさを引き出せなかった。

 

本来はプレッシャーのかからないスンナリした「逃げ・先行策」で本領を発揮できるタイプ。テンノリの鞍上にとっては「使える脚や特徴を知らない」ので、ペースによる立ち回り方を判断しづらかった。この結果も仕方な

また、昨夏(3歳時)に【420kg】前後で好走してきた仔が、年末に長期休養明けを復帰後、叩き3走目のココが【408kg】。小倉への長距離輸送の影響でさらに減らしてきたのでは、そもそも力をだせる状態になかったとみるべき。

 

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【シルク】グリッサードくん(3歳牡/池添/吉村)が、

京都芝10Fの「500万下平場」に出走、”5着”(3番人気)でした。

 

内寄り⑤番枠スタートから、内の仔を包みながら押してでていき、道中は先行3番手の外を追走。3~4角、外から促して前2頭に並びかけて直線へ。直線に向くと、4頭が横一線の先頭争い。内の仔に寄せて併せながら追い続けるも、外伸びをみせる仔の脚色がよく、残り200m棒で「3番手争い」後退。脚もなくなり、後続に交わされながら流れ込んで”5着”(1.1秒差)掲示板。

・・・前後半【60.6→61.5】ほぼ平均ペース。脚質的な有利不利はナイ流れ。そんな流れのなか、勝負ドコロから先頭に並びかけて見せ場はつくれた”勝ちに行った”分だけ失速が早くなり、”着順”を落とした印象。

ただ、キレる脚がない仔なので、直線で勝ち切れないのは当然。鞍上が「前々で立ち回らせて、瞬発力不足を上手くカバーしてもこの結果なので、現状は「直線の短い平坦コースを使って、前で押し切る」くらいしか手がない(小回りコースの急カーブを上手く回れるかは不明)。今の時計のかかるコースだからまだ影響が少ないものの、春シーズンの「時計の速い馬場」になってからでは、さらに上位争いが困難になると想像がつく。

したがって、デビュー戦から続けて記載しているように、「”芝”レースよりも瞬発力を要求されない”ダート”レース」今のうちに試してほしい気がする。兄姉にダート適性をみせる仔がいるコト、この時期はダート番組が豊富で有力馬が分散するコトから戦いやすいハズ。これが春のG1シーズンになってからだと「芝番組が増えて、ダート番組が減る」ため意味がなく、夏のローカル開催に入ってからでは「3歳未勝利戦終了時期が近くて、試す余裕もないでしょうから。。。

 

今回の鞍上・池添騎手もレース後コメントで”ダート”使いを進言していたので、さすがに次走は”ダート”レースを使ってくれると信じたい。

 

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【シルク】ルデュックくん(3歳牡/浜中/池江寿)が、

小倉芝10Fの「500万下平場」に出走、”6着”(1番人気)でした。

 

・・・真ん中⑫番枠スタートから、スタンド前で促して中団11番手を追走。1~2角、向正面と追っ付けながらの追走。3角でステッキを2発入れて大外を回すも、追い上げままならずに直線へ。直線に向くと先頭と約8馬身差の11番手並走。追って叩いてようやく伸び脚をみせ始め、残り200m棒で「入着争い」に加わると、ジワジワと差し脚を伸ばして”6着”(0.7秒差)入着。

前後半【59.8→62.1】ハイペース。ゴール前で前後がガラッと入れ替わっていたように、「差し・追込み勢」有利の流れ。そんな流れのなか、直線でソレナリに脚を伸ばして追い上げていた。まだレースをわかっていないのか”前進気勢”足りず、道中で鞍上が追っ付けないと後退してしまう程でした。

また、1~2角、3~4角の走り方をみると、小回りコースの急なカーブでは「スピードを保持したまま回れず、加速もできないので追い上げられない」様子。直線に入ってから急に追い上げてきたように、コーナーワークが苦手で現状は「広いコース向き」なのでしょう。

まだまだ課題が山積みで、「掲示板」(次走の優先権)も取れなかったので、(節間を空けるために)しばらく外厩調教ですかね。。。


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出走した仔たち、みんなオツカレサマデシター!!

※ぽいぽいプリン提督さま、ご提供。
オウマガタリ、、、
今月今宵のオタノシミは、ここまでにございます♪