あの人が  はじめて私に弱音を見せてくれた

 それは嬉しい事でもあって  悲しいことでもありました




 きっと 彼女の前ではかっこつけで  強がりなあなたでしょう

 私も あなたの前では笑顔で  強い女になるから

 本当に弱い人間は きっと好きな人の前では  弱さなんて見せられないんだろうね

 あなたが私をどう思っているのか  よく分かった気がする



 
 弱さに気づいてほしくて  でも嫌われたくなくて  必死で自分をつくってる

 一生懸命愛していて  でも愛が恐くて  傷つかないよう守ってる

 あなたのその繊細な心を守れるのは  彼女でもなくて  私でもなく

 自分の心の壁だけなのでしょうね




 いつか  その壁を壊して守れる人が現れたら  私の存在の価値は無くなってしまう

 私にとってはつらいけど  それがあなたにとっての幸せであるのでしょうね




 寂しくなったらいつでもおいで  例え気休めでも  そこに私の意味があるから

 つらくなったら泣いていいよ  彼女に見せられなくても  私が見ててあげるから




 冷たい風が  私の心をすり抜け  あなたの心を動かしていく

 そんな日は  もうすぐくるのでしょうか



あなたのいた海


   あなたとよく来たこの海にいると   今にもあなたがここに来るようなカンジがして

   たまらなく切なくなるのです。




   肩を抱いて そっと寄り添ったあの場所も   寝転んで いつまでもキスしてたあの場所も

   何一つ変わってはいないのに。




   ただ   あなたがここにはいないのです。




   二人で聞いてた優しい波音も   今はただ悲しく響いて聞こえるだけ。

   こんな日が来ることは 分かっていたはずなのに

   どうしようもなく 涙が零れ落ちてしまうのです。




   あなたは   今  何処で何を見てる?


   あたしは   あの海で  あなたのいた景色を見てます。
   




幻の日々



 目を閉じると あの海の波音が聞こえ あなたの姿がよみがえる

 そして あなたはあたしに笑いかけて あたしの手を引いてくれる

 何も変わってはいないあなただけど 昔と違うことは 目を閉じなければ会えないこと
 





 よみがえったあなたの部屋では あたしはあなたを見てて

 あなたはテレビを見ながら煙草を吸ってる そして あたしにキスをくれる




 夜の浜辺では 夜が明けるまで話をしてて

 車の通る音を聞きながら 見つめあったりしてた




 想い出のあなたは いつも笑っていて あたしを笑わせてくれて

 想い出のあたしは いつも意地っ張りで 素直じゃなくて






 それでも とても楽しかったあの日々 あなたがいることがすべてだった日々

 今のあたしには 幻の日々であって とても贅沢な夢であって

 決して戻ることのない時間なのです