先日、GEZANのフロントマンであるマヒトゥー・ザ・ピーポーのTwitterに反応したところ、かなり多くの反応を頂いた。

冷静な意見から攻撃的な意見まで、実名晒し脳天気な私としては、かなりびびった。
なんならちょっとお腹が痛かった。

こうなることはある程度予見していたが、反対意見のようなものを書くからには、責任を持つべきだと思ったので、変に捨て垢作ったりはしなかった結果だ。
後悔はしていない、ただ小心者の私はビビっているのである。

さて、クソみたいな前起きはほどほどに本題に入ろうと思う。
前提条件として私はGEZANが好きだ。

もちろんライブに足を運んだこともあるし、先日のフジロック中継なんか画面にかじりつきながら見てました。
だからこそ、今回リプライ(ある人にはクソリプとも言われた)を送った。
文字数制限もあり、上手く伝わらなかったために不快にさせてしまった人たちもいると思うので、書ききれなかったことや他の観点からの意見もここに記そうと思う。



私が反応したマヒトのツイートと私のリプライは以下のものだ。
 


マヒトの発言はメディアに対する苦言なのだ、という点は理解していたが、その目的ためとはいえ他者の持つ(感じる)奇跡を貶めている点が気になった。

この観点についてはきっと伝わると思うので、あまり深堀はしない。

ただ、これについて新たな選択肢を出してさらに比べようとする人がいたので大事なところを声(文字)を大にして。
「この人、それぞれ素晴らしいよ、比べるものじゃないよね。って言ってます!!」
 
それと、反省してます。
そっちのほうが寒いと感じましたは余計でした。角の立つ表現をしてしまいました。ごめんなさい。
冷静さを欠きました、もっと謝れって人がいたらコメントでさらに謝ります、ごめんなさい。
この観点については以上です。
 
 
 
次にメディアに対しての苦言なんだから論点ずれてんじゃん、クソリプじゃん、という声もたくさんいただきました。
マヒトが伝えたい主題とは違うのは理解できるけれど、僕が感じたこと伝えたかったのは上記のことだったんです。
目的のためでも手段はきちんと選ばければいけない。
とはいえ、せっかくなのでこの観点でもお話をしようと思います。
 
まずは例え話から。
「学校の授業で、クラスのうち1人の友達について作文を書きましょうという課題があったとします。
A君はB君が自分のことで作文を書いてくれませんでした。
結果A君はB君に対して、こんなやつは用無しだ。と言ってます。」
これ、どう思いますか。
「気持ちはわかるけど、それはちょっと、、、」と感じませんか?
 
B君にとっての作文、メディア業界の人達にとっての記事、それらは「タスク」なんです。
となると書きやすいものをとりあげるのは当然じゃないですか。
数字(成績や売り上げ)を取れるものを書くのは当然ですよね。
だってタスクだもん、なによりメディア業界の人達は仕事なんですよ。
よりシビアに数字を求めるのは当然でしょう。
 
これはGEZANじゃ数字取れないじゃんって悪口を言っているわけじゃないんです。
僕はどちらかというとマイナーな音楽が好きです。数年前まではゴリゴリのメタラーでした。
でもテレビジョンにwhile she sleeps(ここ数年でかなり有名になりましたね。)は載らないんですよ。載ってほしいけど、だってあんなにカッコイイもん。
このことは現実として、仕方がないことだと思います。
 
それでも違和感を感じる人はきっと音楽メディアにジャーナリズム精神のようなものを求めているのではないかと思います。(違うかもしれないけれど)
 
社会性の高いニュースを扱うメディアが数字だけを求めてトピックスを選定していたとすれば、それはもちろん問題だと思います。
ただ、音楽メディアに新聞の社会欄と同じような観点でアウトプットを求めるのは難しいのではないか、と私は思っています。
なぜならば音楽メディアは娯楽であり、仕事であり、結果を求められる世界だからです。
それでも数字にとらわれずに発信している方々は実際にいますし、尊敬しています。
良い音楽をたくさん教えていただいて、本当に頭が上がりません。
(最近、私はindienativeさんが好きです。)
 
 
 
そして最後になりますが、アーティストとメディアとリスナー(私も含む)について考察したいと思います。
この3つの関係は、私は流通を考えればわかりやすいと考えています。
アーティスト=メーカー(生産者)、メディア=小売業者、リスナー=消費者です。
 
今回のマヒトの発言は「俺達は素晴らしいモノを作っているのに、小売業者が取り扱ってくれない。」
と嘆いているのと同じようなことだと思います。
みなさんに認識していただきたいことは、より良いモノ(作品)をつくりだす能力や努力(技術力、芸術性)と、作られたモノをより多くの場所へ届ける能力や努力(営業力)は別のものだと言うことです。
 
もちろん良いモノじゃなきゃ取り扱ってもらえないことも事実ですが、ヒロトが言ってたやつですよ。
「売れてるものが良いものだとしたら、世界一のラーメンはカップラーメンだ!!」
(うろ覚えですが、確かこんなこと言ってましたよね。)
 
そして、小売業者(メディア)がなかなか取り扱ってくれないからといって、小売業者と仲違いするような行動や言動をとれば、結局は消費者(リスナー)の元に届きにくくなるだけなんです。
GEZANや他のメディアにあまり取り上げられないの音楽が好きだからこそ、より多くの人に聴いてほしいからこそ、賛同できないと感じました。
 
ただ近所のコンビニのおっちゃんに、「あの缶チューハイ置いてよ」
ってやると取り扱ってくれることありますよね。
そのボトムアップ的な手法を狙って、マヒトの「みなさんからメディアにガンガン働きかけるようにする。」という目的だった可能性はありますが、、、
 
 
以上が私の伝えたいことでした。
わかりにくいとか、この観点はどう?とか、ご意見がある方はツイッターでもコメントでもいただければと思います。
できるだけ丁寧に私の意見を返そうと思っています。
ただし、冒頭でも言った通り、ただのビビりなんであからさまにケンカ腰だったり攻撃的な方はスルーさせていただくかもしれません。
 
追伸
これ初めての投稿だけど捨て垢じゃないからね、これからもなんか適当に更新します。