オーストリアで実際に起きた一家惨殺事件の犯人をモチーフに作られた猟奇殺人映画。
トレイラーで一発で引かれて視聴。面白かった。
法律さえ破らなければ何をしてもいいと思ってるバカが世の中には多いが、
そういうクズにムカついてる時は、堂々と法律を破ってる人間を見るのが楽しいものだ。
本作は「理由なき殺人」を描いた一作である。
このテーマは、ジェフリーダーマーを描いた『ダーマー』やヘンリールーカスの映画『ヘンリー』でもそうであったように、実際の殺人犯を映画化したものにはお馴染みだ。
この映画もそれらに劣らず地味なものだった。だがそれでいいのである。なぜなら本当の人殺しはいたって即物的なものだから。
そういう意味で”リアルな殺人”映画である。おすすめ過ぎる好作品。