居ても立っても居られなかった。

始発でその女性に会いに行くと

家を飛び出した。

無謀かもしれないが

◯県(他県)の夫と同じ会社で

働いていることまではわかっていた。

新幹線で約3時間。

会って直接話そうと思った。

引き止めようと必死に追ってくる夫。

その手をふりほどき駅まで

涙を堪えながら無言で歩いた。


悔しい…!悔しい…!


堪えてた涙が溢れて

道がぼやけ、何度も手で涙を拭った。

それでも何度も道がぼやけて、

前に進むことができなくなり

わんわんと夜道で泣き崩れてしまった。

一度キャップが外れたら

気持ちのコントロールがもうできなかった。

泣きじゃくっていた私を

後ろからついてきていた夫が

私の腕を掴み、

「きちんと話す。頼むから帰ろう。」

と言って立たせ、

つれて帰ろうとした。

家に帰ったら真実が知れる。

けど、夫の口から聞いてしまうと

携帯で見たことは真実になってしまう。

そう思うと、とても恐かった。

悲しみに身体が支配され

鉛のように重く感じ、

家に戻る道のりも永遠に感じた。

まだ外は寒くない時期だけど

ガタガタと緊張で

震えが止まらなかった。

信じたくない…

どうかこのことが嘘でありますように…