【セックスレスという現実】  
──罪は、どちらにあるんだろう。



「結婚しているのに、何年もセックスがない」  



そんな現実に苦しむ人が、
どれだけいるか知っていますか?



私は、結婚して21年。  
でも──21年分の夜があったわけじゃありません。  
本当のことを言えば、片手に満たない回数しか、
夫と関係を持ったことがありません。  




それは一方的な拒否によるものでした。  
私がそう望まなかったわけでも、
女性として怠っていたわけでもありません。  
何度も話し合いをして、それでも、何年も、
何十年も、拒否され続けた側の気持ち。  
わかってもらえる人が、どれだけいるでしょうか。




私は、ずっと思っていました。




「不倫は悪だ」  
「結婚しているのに外で恋をするなんて、許されないことだ」



でも。  
じゃあ、**セックスレスは正義なんですか?**



相手を傷つけない拒否なんて、ありません。  
「今日は疲れてる」「そんな気分じゃない」  
「意味は特にない」「別に嫌いなわけじゃない」
そんな言葉を何年も浴びせられ続けた側は、  
どうやって心を保てばいいんでしょうか。



──これは、私の21年の記録です。  
けれどこれは、単なる自分語りではありません。




今、**セックスレスに悩んでいるあなたへ。**  
もしも、  
・何年も拒否されている  
・夫婦の会話がない  
・もう、女として見られていない気がする  
そんな思いを抱えているのなら、  
この文章が、少しでもあなたの心に触れてくれたら嬉しいです、




2020年にこのブログを始めたとき、  
私はこのテーマにちゃんと向き合う覚悟が、まだありませんでした。



でも今なら、言える。  書ける。



だからここから、  
「過去にちゃんと綴れなかったこと」  
「当時はまだ言葉にできなかったこと」  
ひとつひとつ、紐解いていこうと思います。



次に書くのは、  
結婚初日に感じた“違和感”のこと。



どうか、必要としてくれている人のところに、届きますように。