かなりの時差ですがGW初日のこと。
幸せな1日デートしました♡

やっと辿り着いた約束の日。

 

朝、家の近くのいつもの場所に彼の車が来た。
助手席のドアを開けた瞬間、
いつもの香りがふわっとして、
「あ、今日もこの人と過ごせるんだ」って、
ホッとした。



家から1時間かけて、わざわざ迎えに来てくれる。
もう当たり前みたいになってるけど、
実際は全然当たり前じゃない。
そういう優しさって、ちゃんと伝わってくる。



行き先は、ずっと前から話してた海辺のお店
「今度一緒に行きたいね」って
何年も前から言ってた場所。
彼が最初にその店の話をしてくれたとき、
「人気で並ぶけど、景色がすごく綺麗なんだよ」
って言ってたのを覚えてる。



私も昔からそのお店のことは知っていたんです。
前を通るたびに、いつか行ってみたい。と
思っていたお店でした。



実は何度か挑戦したけど、タイミングが合わなくて
2回ほど定休日で入れなかったこともあった。
「今回は開いてるといいね」って
言いながら向かった車の中で、
私は何気ない会話の中に、2人の積み重ねを感じてた。




開店と同時に着いたけど、すでに列ができていて、
私たちは横に並んで座って、 
少しおしゃべりしながら順番を待った。
「入れるかなぁ」って私が言ったとき、
彼が何も言わずに私の手をそっと握ってくれた。
あったかくて、安心した。




やっと順番が来て席に着いたとき、
「やっと来れたね」って彼が笑った。
たったそれだけのひとことなのに、
今までの全部が報われた気がした。




食後は海沿いをお散歩したり
今まで行ったことのない奥の方まで歩いて行ってみる。
幼少期から何度も言ったことのある場所なのに、
その奥までは行ったことがなかったので、
私は彼と初めて、そこの場所に行った。 



風が強くて髪がぐちゃぐちゃになって、
「風、すごすぎ(笑)」って笑ってたら、
彼が私の肩に手を回してきて
ちょっと重たいけど、それがなんだか落ち着く。



きつい階段も彼と一緒だったら頑張れた。
そのあとは少しドライブして、
夜に私の家の近くまで戻ってきた。



でもすぐには帰らなかった。
いつもそう。帰る前に、
必ず立ち寄る“ふたりの秘密の場所”がある。



そこに車を止めたあと、
言葉じゃなくて、もっと深いところで、
お互いの気持ちをちゃんと確かめ合う──
そんな時間になったと思う。



つづく、、、