久しぶりに、彼と“籠った”。  




買ってきたご飯をテーブルに並べて、
テレビをつけながら、他愛ない話をして一緒に食べた。




「先にシャワーいい?」って聞くと、
彼はスマホをいじりながら
「うん、どうぞ」って軽く返してきた。




シャワーを済ませて部屋に戻ると、
彼はまだソファに座って、
テレビをぼんやり眺めていた。




そのあと、彼がシャワーへ。




私はカーテンの隙間から、なんとなく外を眺めていた。
特に何を考えるでもなかったけど、
胸の奥が少しだけそわそわしていた。




バスルームのドアが開いた音がして、
振り返るより先に、後ろから腕が伸びてきた。




何も言わずに抱きしめられて、
肩にふれる息が熱くて、自然と身を預けていた。




「…もう我慢できない」




そうこぼすように言われて、ゆっくりキスされた。




気づけば、バスローブに手が伸びていて、
お互いを脱がし合いながら、何度も唇を重ねて──



つづく、、