Oさんと会う日。   




顔を見た瞬間、 


Oさんがいつになく緊張しているのがわかった。


それに釣られて私もドキドキ。


何言ってるんだか自分でもわからなくなるくらい。





緊張しながらOさんと他愛もないおしゃべりを。


お互い緊張してるからか


一生懸命何か話そうとしてる感じ。


Oさんも私もどちらかと言うとおしゃべりは苦手。


たまに無言になりながらも話し続ける。




私は心の中で、どうやってライン聞こう。


そんなことが頭の中をぐるぐる。


友人達の、ゆーちゃんが聞かなきゃはじまらない。


その言葉がぐるぐる。


聞いていいのかな?はじめちゃだめだよね。


断られたらどうしよう。。




話しながら何度も何度も無言になる。


その度に時が止まったように


Oさんと目が合う。


ずっと目を合わせていられない私は


何度も目を逸らし、また話始める。


何度それを繰り返したかな、、、、





何度かなってるOさんの携帯。

チラッと確認しながらもでようとしない。

前も車の中でそうだった。

夢中で話し続け1時間を過ぎていた。





これを言ったら、もうOさんは帰っちゃうな。


もしかしたらもう今日が最後かな。



 

どうする私???






「電話大丈夫ですか?」






言っちゃった、、、、、😭







「すみません。そうですね。

そろそろ行かないとですね。

あっという間に時間が経ってしまいましたね。」





そう言ったOさんは私に預かっていたものを渡し


私も渡したかったものを渡した。


もうこれでほんとに最後だ。


Oさんが立ち上がった。






「あ、あの、、、ラ、ライン教えてください」





ドキドキドキドキドキドキドキドキ。





記憶がない。





Oさんは一瞬固まってたとおもう。




仕事上でライン交換はできないって前に言ってたし。





フリーズした私は、その時Oさんがどんな顔をしていたかも覚えていない。




その部分だけ記憶喪失になったかのように



記憶がない。





私の頭が元に戻ったときには



Oさんと私は携帯を近づけていた。