（はじめに：）
カリフォルニアロール
が初めて日本に登場した時お寿司屋さんは皆驚いたんだろうな、と思う
アボカド入ってんじゃねーか！
このヤロー！こんなの寿司じゃねぇぜ
！（←ちゃぶ台ひっくり返す大将のセリフ
）みたいな。（本文↓）
私Pirokoと彼氏のColey Coleはお寿司が大好き
そして一番良く行くお寿司屋さんは
Bell Town (ベルタウン)にある
Umi Sake House (1st Ave & Bell St)
予約無しで行くと必ず待たされるくらい人気がある
私達は２週間に一回の頻度で行っちゃう
（←ウェイトレスの姉ちゃんに「あ、また来たこの二人ー」って目線で見られる。）そして「おまかせ」お刺身セット
から始まり($25～）、お寿司を頼むの
新鮮な魚介類って本当に美味しいわー
生きてて良かったよね！というくらい感動する
やっぱり海岸沿いに住むって最高！
サーフィン万歳！（←いや、シアトルでサーフィンなんてする人なんていないから。お寿司とサーフィン関係無いし。）
そんな寿司ラブな二人をある日
Coley Coleの友達Tony（トニー）が訪ねて来た
そして彼が言ったのよ
禁断の一言を私達の目の前で。
「僕
シーフード大嫌いなんだよねー
」 って。おい！サザエさんに謝れー！！！（←何か違う。）
「魚介類嫌いだなんて．．．．．．．．
あんた、人生ほんっと損してるわよ！」と言ってしまいそうになった矢先
彼が続けた。
『でもねー、こないだ友達に
無理矢理Umi Sake House に連れて行かれちゃってさ。
僕ね、シーフード嫌いだから、
生の魚、ましてやお寿司なんて無理無理！な話なんだよ。
ウゲー
ってなりながら、でも仕方無く何か食べようとしたんだけどあそこのレストランのシアトル•クランチってロール（巻き寿司）食べてね
「ワオゥ！！SO GOOD
」って思ったの！まさか自分がお寿司食べられるなんて思ってなくてさー
ビックリしちゃったよー
二人共、あのレストランもお寿司も好きだって言ってたよね？
今度一緒に行こうよ！
いや～また食べたいな～シアトル•クランチ
』 だって
良かったじゃーん！
こんなに遅くだけど、めでたく「寿司デビュー」したのね、トニー
日本人として私が心から祝福するわ～！
ところが先日．．．．．．．
Umi Sake HouseにColey Coleと二人で行った際、
「トニーが絶賛していたシアトル•クランチロールを見てみよう
」 とメニューをザクッと広げてみた
あ、あったあった
Seattle Crunch
どれどれ．．．．．
Seattle Crunch明細：
salmonー鮭
cream cheese & avocadoークリームチーズとアボカド
friedー揚げてある
drizzled with teriyaki sauce & sweet chili aioliー仕上げに照り焼きソース＆甘めチリ•アイオリソース（にんにく＆オリーブオイルがベースのソース）が散りばめてある。
これは．．．．．．．．．
カリフォルニアロールどころの騒ぎじゃない。
揚げ物が巻いてあるんじゃなくて
鮭、チーズ、アボカドを巻いた後に
一気に「巻き寿司全体」が天ぷらのように揚げられる部類の
道を外れた不良なヤツら
「オラオラー
」って系統。（←不良のイメージ。←そして弱そう。）
（↑自分で自分が寿司だと分かってないレベルの子達。）
こ．．．．．．．．．こんなの寿司じゃねぇ！
「てめぇー！揚げ寿司だとー！うちをトンカツ屋だと思ってんのかー！」←トンカツ屋でもこんなの出さないから。
大将！ちゃぶ台ひっくり返す用意してー！はーやーくー！（←なぜに急ぐ）
ま、名前にCrunchなんて入ってるから、サクサクの揚げ物系だとは予測したけれども。
全体が揚げられているとはね．．．．．不良も進化したな。
トニーへ。
こんなもんで「寿司デビュー
」とかフザケタ事言ってるとちゃぶ台、箸、並びにあらゆる食器類が宙を舞って飛んで攻撃して来るから！
正式な寿司デビューへの道は長く遠い。
P.S.
Coley Coleは
『一緒に行って、少しずーつ挑戦させてみればいいんじゃないの？
少しずつ魚に慣れたらさ、
そのうち揚げ物じゃない方のお寿司も食べられるようになると思うんだけどー』 と。
はぁぁぁぁっ
教育って大変よねー
（←頼まれてもないのに、この言い草。）トニーが生の魚食べて「ウゲー
」とか言った場合は大将の代わりに私がちゃぶ台ひっくり返すから！