CHIKAです。
屋久島におります。

生まれたばかりのヒーリングライアーハープ
そして
既に存在しているヒーリングライアーハープ
かれらの音をいかにして世に送り出すか
體と五感で響きを身につけるのに集中する日
「オーナー会」でのこと。

アンドレアスさんが静かな澄んだ目で
輪になった参加者に話してくれた一部分に
こんなフレーズがありました。


人間が生み出す音というのは....
(加えるようにnot..と分ける言い方で続いていきました)
電子とか機械が発する音じゃなくって
人間が生み出す全ての音は

楽器を鳴らす音
手を叩く音も
声、言葉
すべて
600年の間
存在する。

その場で
音が聞こえなくなっても
音のエネルギーは
600年の間そこにいて
生きている存在全てに届く。
人間以外のいきもの
目に見えない存在や
(肉体を離れて)
光に還った存在にも全て届く。

だから
僕たち人間には責任がある
(responsibilityという言葉を使われました)
生み出す音
ひとつ、ひとつに責任がある



静かに
きっぱり

アンドレアスさんの音霊が響いた

美幸さんが通訳をして
さらに深くに胸に染み込んだ

この音を残すのか(硬くメタリックなの音)
この音を残すのか(柔らかく遠くまで響く音)
どうせだったら
こう(柔らかく音が鳴る)
残したいよね

そして

菩薩のような微笑みで続けた

だからね
この先
残る音が
よりよく生み出せるように
響かせてゆきましょうね

わたしは
嗚咽にならないように
両手で口元を押さえた

美幸さんの目が優しく
そこに
溢れだす愛を抱えて
そっと届けるようにされていた

二日前の夜
製作ワークショップ会場で
美幸さんの携帯が鳴った

ものすごい風が
嵐のように吹き出して
しばらくした頃だった

会場に戻った美幸さんが
小さな声でアンドレアスさんに伝え
何の知らせだったのか
わたしたちに伝えた


会場に風の音だけが響いていた



どれだけの想いが胸にあるのか
それでも
最大の愛で伝えると
決めていかのような
優しい美幸さんの音霊が
オーナー会の会場に響いた


午後
美幸さんは
飛行機に乗って屋久島を離れた

ひとりひとりに
伝えられるように
最後の一瞬まで愛を込めて
ひとりひとりに
届くように
優しく響くエネルギーを発して

600年残る
瞬間の音を
どんな音で残すのか
どんなエネルギーを残すのか
お手本を示して
会場を後にした美幸さんの體


 體全部が熱くなった


その夜
空っぽになった
ワークショップ会場で
アンドレアスさんが言った

(片付けて)いい空間になった
少し寂しい感じがするけどね

そうですね
彫ってる音が残ってる

私は、息を吐きながら返事をした。


会場奥に
水カリンバ製作の説明が
はじまるところだった



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600年の責任

ヒーリングライアーを奏でるひと
いろんな楽器を奏でるひと
うたうたい
言葉を仕事にしているひと
マイクの前で仕事するひと
音を整えたり拡散する
音に関わる仕事をしているひと

今世
人類に生まれた
わたしたち
ひとりひとりには
任務がある

責任を持って
600年に影響する音を
生み出すことを
知って行動するすること

生まる前に与えられた任務を思い出して

自分の内側を整えて
音を発する責任を
もう一度思い出すこと