毎年この時期には
国立新美術館で「示現会展」があり
ご近所さんの出展作品を観に行く

今回は草間彌生さんの作品も観に
初めてチケット売り場に並んだ

晴れた日曜日の美術館は
朝から大混雑
カフェで呼吸を整え
草間彌生の世界へダイブ

入り口
挨拶文で既に胸を押さえる
前に居た女性も
眼鏡を外し涙を拭っていた


圧巻

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広い展示スペースに
真四角のキャンバスに描かれた
連作「わが永遠の魂」132枚
中心部には”咲く花”が7作品

燃える魂の輝き
エネルギーの渦

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この一番大きな「1」の部屋
撮影が許されていて
いろんな人が
手元に収めていた


隅の作品に吸い寄せられた

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水色、ピンク、白、黒、赤

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連作番号113
I WANT TO BACK TO MY HOMETOWN
ふるさとへ帰りたい

草間彌生さんが故郷を離れ
アメリカへ渡る決心をして
家の前の河原で作品を焼いたエピソードの
イメージがバンと浮かんだ
美しい山々に囲まれて
パチパチと炎が音を立て煙を上げ

海を渡り
世界観を貫きとおし
自身の世界を認められ
多くの人に愛されて
なお
恋しい生まれ故郷

胸がいっぱいになった


展示は初期の作品から現在まで
大判振る舞いに次ぐ大サービス


初期作品群の鉛筆デッサン
込めた想いを感じていると
黄金色した長い髪の女の子が
眼鏡をずらして涙を拭い
寄り添う女の子が背中をさすっていた


映像作品あり
立体作品あり
美しい小さなたくさんの明かりの中
歩いて全身で感じる作品あり

丸いシールを渡されて
参加する作品あり

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美術館の建物外にも
いくつも作品があり

魂を燃やして生きてゆく
ほとばしるエネルギー満載

あちこちで涙する人に遭遇
魂を解放して生きてゆこう
熱いエールを感じられる場

2000円でお釣りがくる贅沢
平日に出掛けるのがオススメ


【草間彌生 わが永遠の魂】
国立新美術館
2017.2.22 - 5.22