marioですけども。「キャンディキャンディ」の記憶はないが、
「花の子ルンルン」の記憶ははっきりある。
同い年でも「キャンディキャンディ大好き!」って言ってる子もいたし、
私はきっと、キャンディキャンディは観ていなかっただけなのだろう。
今で言うところの、プリキュアなどに該当するのだろうか。
そこのあなたは、セーラームーンの世代ですか?そうですか。
その、キャンディキャンディの後の番組だったらしい「花の子ルンルン」。
幼稚園のときだった。
水泳の水着を入れる、私のビニールバッグは「花の子ルンルン」。
バスタオルも「花の子ルンルン」。
遠足で持っていく水筒も「花の子ルンルン」。
母のチョイスだったと思うが、とても嬉しかった。
得意な気分で水筒をぶら下げていたものだ。(ルンルン気取り)
ある日の幼稚園のおやつ(土曜日のみだったおやつの時間)に、
グリコのおまけつきキャラメルが一人に一箱配られた。
いつもは、みかん1個とかだったのに、オマケつきキャラメルとは、なかなかいいぜ、
とニヤリとしたんだった。
女の子用は、なんと(710)ルンルンのグッズがおまけになっていた。
mario:「ルンルンの魔法が使える、花の鍵が欲しい」
ルンルンが身に着けている、花の鍵……それがあれば、変身出来る!
期待に胸が高鳴る。
mario:「…………」
オマケの箱から出てきたのは、……………冷蔵庫。
絶望した。
初めて絶望したのはあの時だ。
斜め向かいに座っていた女の子は、花の鍵を手に入れていた。
思い切り睨んでいたと思う、私は。
真っ赤なほっぺをして。
ルンルンにはなれなかった。
ルンルンの放送が終わって、それから「魔女っ子ララベル」が始まった。
妹が親にねだって、ルンルンの魔法のステッキを手に入れていた。
妬ましい気持ちだった。
なんだ、ねだったら、買ってもらえるんじゃないか、ねだればよかったよ。
せめて、ララベルっぽい格好をしたい。
ララベルみたいなヘアバンド(今で言うカチューシャ)をしたい。
母にねだったたんだと思う。
私は青いラメの、妹はオレンジのラメのヘアバンド。
何で私のは青いのか、ピンクとか赤がいい。姉だから青なのか…。わからん。
少し残念な気持ちもしたが、とりあえずヘアバンドが手に入った。
頭にはめてみる………割れた。
プラスチックのそれは、ポッキリと割れた。
泣きたい気持ちだ。
母に「marioは頭が大きいから」と笑われる。
絶望した。
頭が大きいというのは、身体的な魅力に欠けるらしいことを理解した瞬間だった。
それからヘアバンド(カチューシャ)が怖い。
頭が大きいことを痛感させられる。
しかしどうだ、ここ最近のカチューシャ流行は。
街を歩けば、カチューシャはめてる女子にぶつかる。大げさか。
なんだかんだ、気になってくる。
サッカー選手もなんかハチマキみたいにつけてるけど、あれもカチューシャか?
違うのか。
割れても悔しくないように、安価なカチューシャを購入した。
得意になってはめているところだ。ピンクじゃなくて、べっ甲だ。年相応だ。
満足している。30年もかかった。
かかりすぎだろう。
それを思うとまた絶望しそうになるが、実の所そうでもない。
子供の頃に出来なかったとこをささやかながら、人知れずこっそり実現できるのが
自分の楽しみでもある。
ルンルンはダメだったけど、ララベルにはなれた気持ちだ。
気持ち悪い話ですか、はい、気持ち悪くて結構だ。
私だって、ブログ以外で人になんて言わない。
あぁ、でも、1時間くらい身につけていると、頭痛がしてくる…。
やはりカチューシャは合わないのだろう。