自己他人は当てにはできない、自分だけが頼りだと知った時、人は本当に努力をし始める。どうあっても切り抜けねばならぬ苦境にあって己の持って生まれた気質の能力が、実地に試されるとき人間は、はじめて己を知る道を開くであろう。換言するならば、人は一生に一度、抜き差しならぬ“決心”をし、それを完遂するべき宿命を有しているんだろう。