
川を横目に歩く吉川一族の特攻隊長。。。>>>
せめて、足だけでも浸かりたい。。。
と、心に思うも

前を進む長に追いつくのが精一杯で、
せせらぎの音だけを楽しむ。。。


色々な顔で僕を励ますグランドキャニオン

登りは、下りとは違う東側の道。
こう配が緩やかな谷を登るトレイルなので、下りより恐らく1.5倍ぐらい(たぶん)長い。
山田一族の長の腕時計はハイテクで、標高が表示される。
時々告げられる標高を聞きながら距離を確かめる。
『標高800mだよ。』
1回目の休憩で告げられた。
?????
え??約2時間は歩きましたよね??
2時間で100mも登っていない。。。
行きはよいよい帰りは辛い。。。
そうなんです。
グランドキャニオンは、先に下ってから登るため、普通の登山とは全く違った感覚なのである。
それに、乾燥地帯なので、空気がカラッとしていて、
更に気温30度を超える。(②参照>>>)
この、雄大な景色とは裏腹に、人間の体力をものすごい勢いで奪っていく。
毎年グランドキャニオンのトレイルでは、死人が出ているのである。
日本人も何年か前に亡くなっているということをあとで知った。
(雨でも降ってくれんかなぁ。。)
ここで、初めて分かった。
なぜ、山田一族の長が、僕を川で遊ばせなかったのか。。。
体力を温存させるため。。。
(山田一族の長。。。やっぱり僕のラスベガスのお父さんや!!ごめんなさい。)
心の中で謝った。
それから1時間ほどして、

雲が騒ぎ始めた。
なんてダイナミックやねん!!
そうすると、
お父さん
『。。んー、、急ぐか。。。』
(え?今までも急いでましたやん!!)
お父さん
『これは来るなぁ。。。』
それから2時間ぐらいして、

恵みの雨がやってきた。
恵みの雨だと思った。
お父さんが、僕に持たせたポンチョのようなカッパ。
全てを読んでいるお父さん。
山をこよなく愛するが故、気配で感じる山田一族の長。

ほんの少し前とは全く違う顔を見せるグランドキャニオン。

全く今まで歩いてきた道が見えないほどの雨と雲
とその時!!
びがっ!!

どぅごーぉうぉーん!!!
雷が落ちた!!!落ちたというより、襲ってきた。
この写真のちょうどこの場所。
光ってから1秒も経たないうちに音。
ほぼ一緒。。。
初めて見ました。雷が落ちた瞬間と場所。
山に突き刺さるように光が走り、
突き刺さった場所は、異様なほどに真っ赤に光ってました。
(身体中に響き渡る。。。あかん!当たったら即死や!)
夏の終わりのこの時期、日本にも来る夕立
それの恐ろしいやつ。
恵みの雨やと思ったのに、、、
しばらくの間、岩陰に避難することになった。
その間、光るたびに音までの数を数えて距離を測った。
注:音の早さは、1秒間におよそ340m、
光の早さは、、、一秒間に299 792 458 m
なんや分からん位メッッサ早い。
この差から、光から音までの時間を計れば、おおよその雷の場所が分かる。
休憩ついでに問題です。
僕が経験した雷、光を感じてから音まで1秒と経たないうちに音が鳴る。
さて、何ブルブル身体が震えたでしょうか?
ヒント:
1ブルブルは、トイレに行って、
小をしている時に突然襲ってくるブルブルってなるやつです。
1時間は避難しただろうか。。。
ようやく、光と音の間隔が長くなってきたので、出発した。

グランドキャニオンって、本当にいろんな顔をする。
ようやくゴールが見えてきた頃にはもう5時を過ぎていた。

ゴール近くには、こんな看板があった。
よく見ると、

ちゃーんと日本語でも書いてありました。
ね?絶対に真似してはいけませんよ。
恐らく、山田一族の長がいなければ、僕は帰って来れなかったと思います。
今回は、
グランドキャニオンの素晴らしさと、
美しさ、そして怖さを知ることが出来ました。
山田一族の長であるラスベガスのお父さん、本当にありがとうございました。
『山は見るもんじゃない、登るものだ。山を見ると、登りたくなるんだなぁ。』
あの言葉、忘れません。
一応、写真はいっぱい撮っておいたので、見て下さいね。
殆どお父さんの後ろ姿ですが、、、

登りきって、後ろを振り返り、
どれだけ歩いたのかなぁとグランドキャニオンを見た。
濃い霧がかかり、道のりが全く見えなくなっていた。
グランドキャニオンに
今日のことはもう忘れろ、一人では来るんじゃないぞ!!
前見て歩け!!
そんな風に言われているような気がしました。。。。
おわり。。。