最後のニューヨーク | ラート中毒@吉川泰昭

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輪っか 改め ラートで世界を回ろっか。

あっという間にニューヨーク最後の日がきた。


不思議なもので、公演中と、今とでは、街の香りや雰囲気が、なーんかちゃう気がする。。

どこか寂しく、どこかよそよそしく。。。

かってやけど、


『もう、終わりやなぁ。また会おう!!』

って、ニューヨークに言われてる気もした。


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そんな何ともノスタルジックなニューヨーク最後の食事は、ベーグルにした。

このお店は、ディカプリオ御用達のお店。


実は、こんだけこっちにいて、1度もベーグル屋さんに行ったことが無かったんです。


そんな話をベーグル屋さんの人にしたら、、

『かわいそうに。。。ニューヨーク言ったらベーグルやん!!ほな、特別美味しいの作ったるわ!!』



と、そういいながら、彼おすすめのベリーベリーな感じのと、

TOKYO(エダマメ、サーモン、わさびとクリームチーズ)って言うのを作ってくれた。

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フレッシュな具材をクリームチーズとともに混ぜ合わせて挟んでくれる。
やばかった。。。

どっちも、最高に美味しかったなぁ、最後のニューヨークを噛み締めた。。。

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それから、最後に滞在した家の近くに国連があったので、

そこで、パトカーと一緒に写真を撮った。
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そして、空港まで行くスーパーシャトルと言う乗り合いのバンで、空港に向かった。

朝が早く、いろいろと荷物のパッキングや輸送の手配等で、疲れていたので、

車内で少し仮眠した。相変わらずの荒い運転、


急ブレーキ、急発進も、

10回ぐらいのクラクションの攻撃も、

心地よいゆりかごと子守唄のように。。

ニューヨークに来た当初は、半笑いになったはずの顔も>>>

心地よかった。


そしてJFK空港についた。

予定より、1時間早くついたので、ベンチに座って、本を読んでいた。

すると、黒人のおばちゃんが、

おばちゃん『ここ空いてる??座っても良い??』

と、僕が『良いよ』とも言わないうちに僕の隣に座ってきた。


そして、和気あいあいと僕に話しかけてきた。

おばちゃん『今日も蒸し暑いね、あーお腹すいた。ほんで、君は今からどこ行くの??へー、ラス      ベガスかぁ、おばちゃんも行きたいなぁ、、でも、チケットいくらぐらい??』
(なんやら、色々聞いてきはるなぁ、ちょっと注意、適当に流そう)
僕『いや、カンパニーが出してるから分からないよ。』

おばちゃん『へー、ここの空港綺麗やけど、食べ物売ってないよね?ダンキンドーナッツだけや         で??信じられないよね!!』

(こいつ、俺の話聞いてないな??)

僕『あなたはどこまで行くんですか??』

おばちゃん『ここの空港デリバリー出来るねんで?ピザとかね!!ほら見てみ??』

(完全に聞いてない。。。)

おばちゃん『私電話持ってないから掛けてくれる??』

(あかん、ペース持ってかれてる)

おばちゃん『それから、、、もし出来たら10ドル分ぐらいおごって??ね?ね?』

(うわ、ウインクしてニコニコこっち見てる!!!石になりそう!!)

ようやく分かった。

この人は、新手のホームレスさん。航空チケットも持っていない。

仲良くなって、そこにつけ込んでおごってもらうというパターン

ニューヨーク最後の敵は、この人かぁ

恐らく今までの僕なら、『あ、あぁ、、>>>

と、なっていたところだけど、

ここはこの試練を乗り越えなければ!!!!


選択肢は3つ

① 10ドルではなく5ドルぐらい渡して立ち去る

② そのまま立ち去る。

③ 説得して納得させる。


僕の選んだ答えは、③

『実はね、僕の荷物3個あって、2個目からお金がかかるねん。40ドル。
 それから、オーバーウエイトで、さらにペナルティーで50ドル払ってん。
 だからね、、、、お金ないねん。。(ものごっつ悲しい顔をする。)』


おばちゃん『。。。おー、それはかわいそうに、、、それなら仕方ないね、、がんばりや、、』

その場の空気は僕のペースになり、

見事にお金も払わず、

向こうを嫌な気持ちにさせること無く、

気持ちよく『NO』と言うことが出来た。


ニューヨークに来て、初めての『no』一本勝ち!!!


僕は、自分の成長を自画自賛しながら、

ニューヨークを飛び立つことが出来た。


ありがとうニューヨーク

そして、また戻ってくるね!!!