今回は

 

『人工呼吸器のマスクっどこにどんなふうにつけるのー❔』  

 

という疑問にお答えします。                              

 

 

こちらが 人工呼吸器と

 

そこから送られてくる空気が出てくる

 

ホースとも  管とも 言えますが 呼吸器回路です。

 

呼気弁 呼気バルブライン 圧力ライン 鼻マスクから なります。

 

よく 『呼吸器から酸素が出てくるのー?』と

 

聞かれることがありますが

 

私の場合 酸素は出ていません。

 

いわゆる 皆さんが普通に呼吸する

 

空気が 送られてきます。

 

肺呼吸をする生物のほとんどは

 

大気中の空気を  肺に吸込み  酸素(O2)を取り入れ

 

二酸化炭素(CO2)を 排出しガス交換を 行います。

 

多くの筋ジストロフィーの人は 筋力の低下などにより

 

正常に空気を取り入れ 吐き出すことができない為に 

 

これが行えず CO2が体内に溜まったり O2が不足したりし

 

呼吸が困難になります。

 

わかりやすく言えば 吸って吐くという機能がうまくできないので

 

それを補うために 人工呼吸器の力を借りて 呼吸をしているのです。

 

呼吸器に 鼻から大気中の空気を入れてもらい それと同時に

 

肺を広げてもらい CO2は 呼気弁や口から排出し O2は体内に

 

取り込んでもらいます。 それにより 呼吸ができ 苦しさを

 

感じる事なく 生きながらえているのです。

 

 

いろんなケースが 考えられますが 私の場合は

 

空気を呼吸し ガス交換が不完全で 酸素が不足するわけですから

 

呼吸器により 正常な呼吸が 可能になることで 空気中の酸素を

 

十分に取り入れられることになるので 酸素ボンベの酸素は 

 

吸入しなくても良いのです。

 

ただ 体調や病状により 酸素吸入が必要な時は

 

酸素ボンベ等から トリロジーを通して 行うことはできます。

 

実際 私が不甲斐ない事に CO2ナルコーシス(呼吸低下による意識障害)を

 

起こし 半日間眠り続けていた時は 酸素吸入も同時に行いました。

 

※こちらのブログで紹介する内容はあくまでも私個人の病状に基づいたものですので他の筋ジストロフィーの   

患者さんとは異なることも多分にありますのでご了承下さい。