○彫刻彫刻彫刻―――♪彫刻彫刻彫刻彫刻―♪
●出た!ヒカキンのテーマソング!先生…寝不足ですか?
○最近はもう毎日サッカー見てるからね。ってわけでさっさと終わらせちゃいましょう!彫刻はギリシア彫刻とヘレニズム彫刻でしっかり見分けられるように!
●ズバリ!見分け方のポイントを教えてください!
○ざっくり言うと、ギリシア彫刻は人間の身体を理想的に表現することを究極のテーマとしていたから、あまり物語性が無い…と言い切るのも難しい…し、人によって見え方も違ってくるし…というわけで、入試に登場してくる彫刻は限られているから、覚えちゃった方が早いです!
◎ギリシア彫刻
「アテナ女神像」「ゼウス神像」…<フェイディアス>
「ヘルメス像」「クニドスのアフロディテ」…<プラクシテレス>
「ゼウス像(ポセイドン像)」「円盤投げ」
○アテナ女神像をつくったフェイディアスは、パルテノン神殿建立の総監督を務めた人だったね!これらの作品は、しっかり資料集で確認して目に焼き付けておきましょう!さぁ続いてヘレニズム彫刻!
◎ヘレニズム彫刻
「ミロのヴィーナス」
「ラオコーン」
「サモトラケのニケ」
「瀕死のガリア人」
○感情をダイナミックに表現しているのがヘレニズム彫刻の特徴です!…と、資料集には書いてありますが、「ミロのヴィーナス」から感情のダイナミックさが感じられないと思うので…やっぱり作品を1つ1つ見て覚えた方が賢明でしょう!
●あれ、このラオコーン、めっちゃ苦しんでますけど、なんでこんなことになってるんですか?マフラー巻くの失敗したんですか?
○いや、どんだけ。実はこれ、ラオコーンが“大蛇の刑”に処されているところなんだ。
●大蛇の刑!?なんすかそのワイルドな刑!
○ラオコーンはトロイアの神官で、あのトロイの木馬を城内へ引き入れることに反対したんだ!そしたらアポロン神の怒りにふれて処刑されることになっちゃった。このラオコーンは、激痛にもがき苦しむ感じがダイナミックに表現されているね。
●先生、僕には「サモトラケのニケ」からも躍動感を感じますよ!
○勝利の女神であるニケの像だね!確かに、頭部と両腕が失われてしまっているにも関わらず、力強さを感じる。あ、そうだ、“ニケ”ってアルファベットで書いてごらん?
●え?…N…I…K…E…でニケ…あ!これ、ナイキだ!!!
○そう!実はあのスポーツメーカーのNIKEは、このニケから社名を取ってるんです!それにあのロゴマーク、ニケの翼の形をイメージしているんだって!あと、よく見るとフェイディアスのアテナ女神像が右手に持ってるのもこのニケだよ。なんかかわいいよね!
●お金をためて、ぜひとも実物を身に行きたいですね!
○よし!ラストスパートだ!最後はヘレニズムの自然哲学!ヘレニズムの自然哲学と言ったらムセイオンで活躍したこの4人!全員絶対暗記!
<エラトステネス>…子午線の長さを測定。地球球体説を主張。
<アルキメデス>…浮体の原理。テコの原理。円周率の発見。
<アリスタルコス>…地球の自転と公転を主張(=地動説!)。
<エウクレイデス>…平面幾何学の大成者。「幾何学に王道なし」
(ユークリッド)
○エラトステネスは、ムセイオンの館長です!続いて「我に支点を与えよ、されば地球をも動かさん」は、テコの原理を発見したアルキメデスの言葉。ちなみに図形問題を考えている時に殺されてしまったアルキメデスの最期の言葉は「私の図形を壊さないでくれ!!!」だったとか!
●変態ですね。
○いや、天才でしょ!ちなみに、最後のエウクレイデスは英語名のユークリッドの方が有名かもね!
●お!これで終わりですか!?
○はい!これで3回に及ぶギリシア・ヘレニズム文化はおしまい!次からはいよいよローマ世界へ入っていきましょうー!
☆古代ギリシアにおける学問について述べた文として正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。〔05 追試〕
① タレースは、万物の根源は原子(アトム)であると論じた。
② エウクレイデスは、医学を発展させた。
③ ヘロドトスは、ペルシア戦争の歴史を叙述した。
④ ストラボンが、初めて地球の周囲の長さを測定した。
☆ヘレニズム文化について述べた次の文①~④のうちから、正しいものを1つ選べ。〔96 本試〕
① エウクレイデスは、天動説を唱えた。
② エラトステネスは、地球の周囲の長さを計測した。
③ プトレマイオスは、地球の公転・自転説を唱えた。
④ アリスタルコスは、平面幾何学を大成した。
正解は
③と②