■ 日本はGDP2位の経済大国なのにイマイチさを感じる理由

 

  コスト構造になっているため

  金融⇒素材⇒メーカー⇒業者の流通の過程で生じる過剰接待


  兼ねてから私が疑問に思っていることに対し先輩から頂いた見解。 

  無駄な接待は止めて、製品本来の価値にかかる上乗せ価格をなく

  し、製品の価格を下げるべきだ。

  こうして無駄なコスト構造を改革し、消費者が安く製品を手に入れ

  られる流通構造を作れば、消費者も豊かさを享受でき日本は上手く

  回る。という考え方。


  この見解をヒントに、改めてこの疑問について考えてみた。


  無駄を無くせばいいというものの、無駄につかったお金も、日本の

  GDPに含まれているため、無駄遣いがなくなればGDPも下がっ

  てしまう。GDPを下げないようにするためには、企業だけが無駄

  遣いをなくし、消費者は無駄遣いをする社会を作ればいいのか。

 

  しかしそれもおかしい。原理原則から言うと、GDPは国内で生産され

  た付加価値の総体である。であるなら、究極的には本当に付加価値

  と呼べるものだけをGDPにいれるべきだ。すると無駄なものは付加

  価値といえないのでGDPに入らない。そうすれば、先ほど述べたよう

  に無駄遣いして、GDPを下げないようにする必要はなくなる。


  別の言い方をすれば、無駄遣いによってGDPをあげられなくなり、

  本当に価値の高いものを生産しなければGDPはあがらなくなる。


  無駄があり、価格を下げる余地があるということは、本来の

  実力以上にGDPも水ぶくれしているということだ。

  始めに述べたような無駄な接待によって上乗せされた価格は本来

  GDPに入れるような本当の付加価値ではないのだ。

  

  例えば、、、

  『原料:付加価値(本来のコスト+技術料):無駄なコスト=1:1:1』

  という製品の場合、付加価値(1)+無駄なコスト(1)=2がGDPを構成

  していることになるが、本当の付加価値というのは1しかない。つまり、

  日本の社会がこのような構造になっているとしたら、本当のGDPは

  今の半分しかないということになるわけだ。

 

  このように、日本のGDPは無駄によって水ぶくれしており、数字が

  示すほど付加価値を生産する実力はないため、イマイチと感じる

  のではないか。というのが今回の結論である。

 

  蛇足だが、もし可能ならば本当の付加価値のみを算出するような

  指標で経済規模を評価すべきかもしれない。


GDPとは・・・お金を増やそう