何度も口唇を重ねて。
たまらず溢 れ る 吐 息 に声が乗った。
「ぁ・・・ぁっ・・」
ショウと目が合った。
驚きと喜びが混ざったような顔して。
僕も同じような顔してたかも。
声・・・ちゃんと出るように・・なるかな?
「ソ・・・ウ・・・」
絞り出しても、掠れた微かな声しか出ない。
ショウ、って呼びたかったのに。
うまく言えなくて。
それでも、ショウには伝わったみたい。
「サトシ・・・サトシ・・・サトシっ・・」
泣きそうな声でショウが僕の名前を呼んでくれる。
めちゃくちゃに髪をかきまぜられて。
それはいい子いい子してくれてるのかな?
続いて、顔中にキスがされて。
今まで躰中を支配してた緊張が解されていくみたい。
目元にキスされたら・・・
なんか・・今、笑えてるような気がする。
「ショ・・・キ・・ス・・」
キス・・したい。
さっきよりも動くようになった舌で、口唇の内側を舐めた。
さっきは応えられなかった。
でも・・・また来てくれたショウに・・
今度は応えられて。
ショウが僕の躰をま さ ぐ る 手 が強くなってく。