トビラ 7 | 嵐の勿忘草

嵐の勿忘草

忘れたくないけど忘れてしまうこと
忘れたいけど忘れられないことでも

逃げようと、身を捩るのを、無理に抑えこんで。
抗議でもしようと思ったんだろう。
開いた口唇から、忍び込ませた。

歯列から撫で。
舌先が触れ合い。
逃げていた舌が応えるように動き。
絡んだ。


サトシの腕は、俺の首に回されて。



クチュ・・・っと、耳奥で響いているんだろう。
周りの音も気にならなくてってきたようで。

体から力が抜けた。
ベッドに倒すと、素直に横たわった。

なお、口唇は触れたまま。


服の裾を手繰り寄せ。
膝のあたりから、手を忍ばせた。

膝の上に触れると・・・
「ぅっ・・・やっ・・・ソコ・・・・くすぐったい」
「そのうち・・・ヨク・・なる」

そのまま、足の付根までをゆっくりと撫でる。


「ぁん・・ぁっ・・・ぁあ・・・・」

声が聞きたくて。
口唇を離した。

「ほら?ヨク・・なってきた?」

耳に吹き込む。
舌先で耳朶から舐 め上げて。
中に差し込む。

グチュ・・・・クチャ・・・

大きく響く音と、その感触に、サトシは声をあげる。
暗闇でも紅くなっているのが分かる顔。
体温も息も上がっていて。

サトシの・・・モノは・・勃 ち上がってきていた。



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通常でいける??