3.本体表示の日時と実際の日時について

  修理に出したノートパソコンは本体日時の多くが正しくないが、今回はWindowsの機能で「時刻を自動的に設定する」にしていたため、ASUS修理センターのWi-Fiを通じて2回、私の自宅で1回正しい日時が分かるので、そこから実際の日時を推定することができた。

 ア)システムログで「An application or system component changed the time」を検索すると、次の2回正しい日時が設定されたことが分かる

   ・システムログ[779] 2019-02-02T16:15:30.000

         システム時刻は2019-01-29T10:06:59から2019-02-02T07:15:30に変更

          ※本体日時(東京時間)はシステム時刻(世界標準時)9時間

             システムログ[697]から[777]321時間831秒遅れている

   ・システムログ[929] 2019-02-02T17:15:31.000

         システム時刻は2019-02-02T07:35:37から2019-02-02T08:15:31に変更

          ※本体日時(東京時間)はシステム時刻(世界標準時)9時間

             システムログ[819]から[928]3954秒遅れている

 イ)念のため、上記の日時設定がWindowsの機能によるものであることを確認する

   セキュリティログの[1246][1455]で、この日時設定をしたのはWindowsタイムサービスの正常な動作であると確認できた。

 ウ)システムログ[952]以降は、自宅にパソコンが戻ったあとのものである

   システムログ[1023]で「システム時刻を362577秒変更しなくてはならない」と書かれているので、そのログNo.と連続する[952]以降のログはシステム時刻の362577秒後である。

   362577秒は、日時に直すと44時間4257秒なので、26日にパソコンを起動した後のログであることが分かる。

        (秒から時間への変換は https://keisan.casio.jp/exec/system/1187769943 参照)

 エ)システムログ[696]以前は、実際の日時を推定する明確な根拠がない

   ア)のような正しい日時の指標がないので、パソコンのログインパスワードを伝えた日時(201912713:30頃)とビックカメラにASUSの修理センターが修理完了のファックスを送信した日時(201913015:14頃)から考えて、システムログ[183]の日時が正しい前提で[183]から[696]までの日時を推測するしかない。

   とくに[578]から[696]は、129日と22日のうちどちらのシステムログに続けて考えるべきか断定は困難だが、129日にテストした記録と考えるほうが作業時間やテストの回数の点で自然なので、129日の続きであると推定する。

 

【その4 ウィルスソフト稼働状況の確認】に続きます