いきなり皆さんに質問です。
「10時10分前って
・・・・・・
何時何分?」
と聞かれたらどう答えますか?
>>>>>>>>>>
この質問をすると面白い結果が
出たそうです。
どうやら若い世代は
9時50分
と答えない人たちが多いというのです。
高校生の息子に聞いてみたら。。。
「10時8分とか、10時9分とか」
と返ってきました![]()
ほほぉ、これか。
「〜前」とは、
10時を基本に10分前じゃなくて、
10時10分を基本に
“その時刻の少し前”
と、解釈するようです。
🗣️「言葉は生き物」
私たち世代にとって
「10時10分前」は“9時50分”が当たり前。
でも、息子世代にとっては
「10時10分より少し前」という感覚。
どちらが間違いというよりも、
言葉の捉え方の変化なのでしょうね。
「言葉は生き物」と言われるように、
時代や文化によって
言葉の使われ方も、意味の範囲も、
少しずつ変わっていく。
ただ、言葉や解釈の変化だけでなく、
“共通の理解”が少なくなっている
と感じました。
私たちが子どもの頃は、
「大人の言葉に合わせる」のが
当たり前。
けれど今の若い世代は、
大人の基準をそのまま受け入れることを
よしとしない。
SNSやネットの普及で、
多様な価値観や言葉が交わる中、
「正しさ」よりも「自分の感じ方」を
大切にする傾向があると感じました。
一見 “自由奔放” にも思えるけれど、
見方を変えれば、それは
感覚を言葉にできる力なのだと思います。
🧭 伝える力、受け取る力
「10時10分前は、何時何分?」
この何気ない会話から見えてきたのは、
「若者の言葉の乱れ」ではなく、
大人が “伝え方をアップデートする時代” に
来ているということ。
私が息子に良く言うのは、
自分の価値観と違う意見に対して、
まず否定するではなく、
「へえ~」「なるほどね~」と
一旦、自分の前においてみることで、
自分の価値観が広がったり、
新たな世界が広がって、
自分の徳になるよ。
と。
💬 正しさよりも
「伝わること」
9時50分が正しくて、
10時9分が間違えなのではなく、
お互いが「どう伝わったか」、
「どう感じたか」を
対話の中で確認しながら
会話の内容の意味を共有していくことが、
これからのコミュニケーションには
大切だと改めて思いました🌿
親子でも、世代が違えば見えている景色も違う。
でも、違いを面白がりながら会話をすることで、
お互いの世界がちょっと広がる気がします🌱
