ホエールブログ

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大阪府和泉市の和泉中央にある
クジラのマークのたのしい体操教室です。
『子ども達の未来を輝かす』というミッションのもと、毎月のコラムやブログなどで日々感じている事や考えを発信しています。
また、短期教室やイベントのお知らせもUPしていきます。

『少しの不自由』



 長かった夏休みも終わってみればあっという間。

楽しい夏休みだったんだろうなということが子ども達の話から伝わってきました。
そんな私の夏休みは、トルコを旅してきました。


今回の旅は直前に台風が来ていたため、飛行機が本当に飛ぶのか?という心配から始まりました。
特に中国で乗り継ぎがあり、それも思いっきり台風の進路の先。実際、乗り継ぎ便が出発した数時間後には、空港がクローズしてしまう事態に。
まさにギリギリでした。

そんなギリギリやドキドキが旅の醍醐味。
 

現地の空港に着いてからも宿までタクシーで行けば、乗っているだけで到着しますが、わざわざ電車やバスを乗り継いで向かうのが好きです。


全く知らない場所で、さっとネットで情報を調べ、券売機で切符を買う。
何て読むのかわからない地名を確認し、何番線からどっち方面に行けばいいのか案内図を必死に見ながら理解します。


乗ってからも本当にこの電車で合っているのか?と不安になりながら次の駅に着いて、ようやく乗った電車が正しかったことがわかり、一安心。
初めて一人で電車に乗った子どもの頃の気持ちをまた味わうことができるのです。


でも不思議と、一度乗ってしまえば、その後は簡単。
それまで分からなかった電車やバスを、何のストレスもなく自由に使えるようになります。

歴史や遺跡が好きなタイプで、今回はいくつかのツアーに参加しました。

もともと団体行動派ではなく、自分の好きな時に、好きなように動きたいタイプ。
でも、今回はツアーに申し込みました。


理由はいくつかあります。

まず、参加者が楽しめるようにと組まれた綿密な計画。
他にも移動中に退屈しないように工夫されていること。道中も適度な休憩が含まれていること。そして、個人で訪れただけでは分からない歴史的な背景や、その場所の意味を教えてもらえること。すべてが勉強になるのです。


一方で、ツアーだと、特に興味のない場所にも行くことになります。
ただ、そんな半ば強制的な体験が、実は良かったりします。
自分では選ばなかった場所へ行き、興味のなかったものを見る中で、新しい興味が生まれたり、今まで見えなかった世界が見えることがある。

そんなことが一度や二度ではなく、たくさんありました。

食事でも同じことがあります。
日本では絶対に選ばないような料理も、何となく食べてみると案外おいしかったりします。

また、レシピを調べてみたり、日本に帰ってから作ってみたりと色々と自分の幅を広げてくれます。


強制や不自由ばかりでは苦しくなるけど、少しの不自由は、自分の世界を広げてくれるのかもしれません。

自由の中で生きていたのでは、絶対に出会わなかったことに出会うための不自由と言うか、ちょっとした強制。

そんなことを感じました。

 

また、旅先で見た「いいな」が、自分の行動が変わるきっかけになったこともたくさんありました。


電車に乗っていると、特に若者が年上の人に席を譲る場面が、日本よりも明らかに多いことに驚きました。
と同時に、自分ももっと早く席を譲ればよかったと思ったのでした。
そして別の日、同じような場面があり、気付けばサッと動けるようになっていました。

人の行動を見て「いいな」と心が動いたからこそ、自分の行動が変化したのだと思います。

そんな憧れというか、「いいな」と思ったことだから人にしてあげられるんだろうなと。

人に優しくできる人は、きっと誰かに優しくしてもらってきた人。

 

そんな心が動く体験や、誰かの生き方に憧れる瞬間があるのも、旅の醍醐味だと思っています。

 

 

そして、旅には長時間の移動がつきもの。
ネットが使えるとどうしてもスマホやPCを見てしまいますが、電波が使えない移動中は、本を読むのに最適な時間。

これもまた、いい不自由です。

そして、たまたま読んでいた本が、教育における自由と規律について考える本でした。

旅をしながら感じていた自由と不自由。

自由だけでは経験できないこともあり、規律や強制があるからこそ見える世界もある。


読んだ本と旅で感じたことがたまたま重なっていました。
これも何かの縁なのかもしれません。


「かわいい子には旅をさせよ」ということわざがありますが、人が成長するのに『旅』は大切な要素なのだと思いました。

旅には不自由があり、予想外の出来事があり、思い通りにいかないことだらけ。
だからこそ心が動き、今まで見えなかった世界が見える。
今回もいい旅ができました。

そんな旅の経験・学びを日々の生活に生かしていきたいと思います。

 

 

舟木将人