ホエールブログ

ホエールブログ

大阪府和泉市の和泉中央にある
クジラのマークのたのしい体操教室です。
『子ども達の未来を輝かす』というミッションのもと、毎月のコラムやブログなどで日々感じている事や考えを発信しています。
また、短期教室やイベントのお知らせもUPしていきます。

『本来持っている力』

 

 さて、年初に掲げた私の目標のうちの1つ『畑をする』

3月から、ままplusの中のメンバーと一緒に農園を借り、畑を始めました。

 

畝づくりから、マルチ(黒いビニールで地面を覆う物)をかける所から始まりました。

農作業はメンバー誰も経験したことがく、クワの使い方も知らなかったのですが、隣の畑のおじさんが丁寧に教えてくれました。

 

最初はぎこちなかったクワの使い方も、後半は上手く土をすくえるようになり、自分たちの畑が完成しました。

 

その後、苗の植え付けや、種を蒔き皆で水やりを分担しながら育てています。

そんな畑作業の中で「なるほど!」と思ったことがあるので、紹介したいと思います。

 

 私自身、子どもの頃に自宅の小さなスペースで家庭菜園をやった程度の経験しかなく、大人になってからもプランターで、キュウリを育てたことがあるぐらい。

水は毎日あげればいいと思っていましたが、おじさんに教えてもらったところ、毎日あげてはいけないそうです。

 

なぜ?と思うわけですが、理由をきいて、「なるほど!」と納得しました。

 

水を毎日あげると、植物が自分で根を伸ばさなくなるそうです。

本来、地面の中の水分や栄養を探して、自分の力で根を伸ばしていく。

 

それにより、しっかり地中に根を広げ、葉っぱや幹が成長してたくさんの果実をつけても倒れないようになるそうです。

 

それが、水を毎日あげると、根を伸ばさなくても水を吸収できるので、根を伸ばさなくなり、上の部分が成長した時に支えきれず、強い風が吹いたら倒れてしまったり、十分な栄養分を吸収出来ずに生育不良に陥ったりするそう。

 

また、肥料の与え方も面白いくて、根が伸びていくように、離れた所に撒くそうです。

それにより、栄養のある所に根を伸ばし始め、結果、しっかり張り巡らされた根になるようです。

 

まさにに目標と一緒で、遠すぎても(難しすぎても)ダメだし、簡単すぎてもダメ。

 

頑張ればできる目標設定が一番いいのと一緒だなと思いました。

 

 

 しばらく、野菜達は順調に育ってきてたのですが、ある時、「ナスの成長が遅いな」と思って、おじさんに相談してみたところ、「虫か病気じゃないか?」と言われ、よーく見てみると、葉っぱが少し、丸まっていて、そこにアブラムシがいました。
 

さっと見てただけでは気付かなかったのですが、よく見てみるとたくさんの虫がついていて、成長が遅い原因がわかりました。

 

まさに、「見る」と「観る」の違い。

 

普段の生活でも同じようなことがあって、ちょっとした異変に気付くかどうか?見るのではなく、観れるかどうか?

だなと感じました。

 

 

 そんな中、ナスについたアブラムシには虫よけの薬を買ってきて対処しましたが、数日経つと、また、虫がつく状況でした。

 

どうしたものか?と悩んでいた時、かつて読んだ本のことを思い出しました。

木村秋則さんの『奇跡のリンゴ』 石川拓治 著

です。

 

無農薬でリンゴを育てることは不可能と言われていた中、最終的に何年も試行錯誤しながら、無農薬でリンゴを育てる話です。

 

これまで、使ってきた農薬を使わなくなった途端、病気になったり、虫が大量に発生したりするようになります。

 

どんなに苦労しても、周りの人からも後ろ指をさされても無農薬栽培を貫き通す木村さん。

 

何年やっても上手くいかず、お金もなくなり、「もう、ダメだ」と諦めて山に行き、自らの命を絶とうとしたところ、ある『問い』が浮かびます。

 

「自然の木々や植物はなぜ、虫にやられたりしないのか?」

 

そこから、土にヒントがあることに気付き、どんどん事は好転していくのでした。

 

自然の中にはそれぞれのバランスがある。

だけど、それを人間が人間の都合で崩している。

土に肥料を与え、養分が過多になると、虫が発生して、それを薬で対処する。

そのうち土の中にいる菌や微生物がいなくなり、土が本来持っている力を失う。

 

そんな土で育つ、リンゴ自身も本来持っている免疫力を失い、病気になりやすくなり、なったら薬で対処する。

 

そんな悪循環に陥っていたことに気付いたそうです。

 

自然の中では木々は冬になると葉が枯れて、地面には落ち葉が溜まり、土の保温に役だったり、肥料になって、土に栄養が蓄えられる。

 

自然の中で循環しながら、全体のバランスを自然にとっている。

 

それに気付き、自然に近い環境を作るようになったそうです。

以降、リンゴの木が本来の持っている力を取り戻し、無農薬での栽培に成功したそうです。

 

他にもまだ面白い話が合って、復活したリンゴの木達ですが、復活しなかった木も数本あるそうです。

 

こちらの理由も不思議ですが、肌感覚でとってもわかる気がしました。

ぜひ、面白いので本を読んでみてください。

 

 

 さて、自分たちの畑

これから、どうしていくのか?という結論は出ていませんが、色々と考えるきっかけや気付きを得られる良い機会になっています。

 

野菜を育てることも人を育てることも、『本質』は共通しているんだな。

そんな気付きがあった最近でした。

 

 

舟木将人